ニッスイ、ESGファイナンス・アワードで初の環境サステナブル企業に選定される

ニッスイ、環境サステナブル企業として新たな一歩

2023年、株式会社ニッスイは環境省が主催する第6回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」において、初めて「環境サステナブル企業」に選定されました。この名誉ある賞は、ESG（環境・社会・ガバナンス）に積極的に取り組む企業や機関を表彰し、社会全体でその取り組みを広めることを目的としています。

環境への真摯な取り組み

ニッスイは、ESGを基盤とした持続可能な企業経営を念頭において、環境に関する重要なリスクや機会を経営戦略に組み入れてきました。同社は特に「環境関連の重要な機会とリスク」を企業価値の向上に結びつけ、ESGの推進を図ってきました。このような取り組みは、他の事業者が模範とするべきものであり、ニッスイの選定はその正当な評価といえるでしょう。

TCFDへの賛同と対応策

ニッスイは2021年11月にTCFD（気候関連財務情報開示タスクフォース）の提言に賛同し、気候変動や水資源に関するリスクと機会を特定し、それに対する対応策を経営戦略に反映しています。また、2023年12月には「ニッスイグループTNFDレポート2023」を発行し、事業の自然への依存と影響を把握するプロセスを導入しました。TNFDは自然関連の財務情報開示タスクフォースであり、ニッスイはその早期採用者としての地位を確立しました。

2030年に向けたビジョン

ニッスイは、2030年を見据えた長期ビジョン「Good Foods 2030」を掲げています。このビジョンの中では、サステナビリティ経営の推進と事業ポートフォリオのマネジメント強化を主要な施策として位置づけ、様々な課題に柔軟に対応できる体制を整えています。リスクマネジメントの見直しやマテリアリティの特定など、持続可能な未来に向けた取り組みを一層強化させています。

情報開示の充実へ

ニッスイは自社の取り組みをより多くのステークホルダーに理解してもらうため、情報開示の充実を今後も推進していく姿勢を示しています。透明性のある情報開示は、企業の信頼性の向上にも直結し、持続可能な成長を促す重要な要素です。

ニッスイのこの取り組みは、未来の環境に配慮したビジネスモデルの一例となるでしょう。環境サステナブル企業として選定されたことは、次世代のための持続可能な社会を築くための大きな一歩です。これからもニッスイの動向に注目していきたいですね。