森林ノ牧場、未利用資源を活用して受賞
那須町にある森林ノ牧場は、地方の未利用資源を活用した放牧酪農を行い、持続可能な乳製品の製造に取り組んでいます。この度、2025年2月に開催される「ICCサミットFUKUOKA2025」において、フード&ドリンクアワードに参加し、3部門で1位、さらにクラフテッドカタパルトでは3位を獲得しました。
ICCサミットとは?
ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る」をテーマにしたイベントです。400名以上の登壇者と1,200名以上の参加者が集まり、ビジネスの成長を促進する機会を提供しています。2025年のサミットは福岡で開催され、今後の産業のあり方について議論が交わされる予定です。
森林ノ牧場の取り組み
森林ノ牧場は、2009年に設立以来、放牧酪農に特化している小規模な牧場です。持続可能な乳製品の生産を目指し、高品質な牛乳やヨーグルト、手作りの発酵バターやチーズを製造しています。特に、未利用資源の活用に注力し、2021年には栃木県益子町に第二牧場を開設しました。
フード&ドリンクアワードの好成績
森林ノ牧場は、「美味しさ部門」で1位を獲得するなど、フード&ドリンクアワードでの評価が非常に高まりました。このアワードでは、全国の15社が参加し、試食を通じて「美味しさ」「サステナビリティ」「ブランディング」など、5つの観点で評価されます。それぞれの分野で森林ノ牧場の乳製品が高く評価されたことは、地域の産業への貢献が証明される出来事でした。
クラフテッドカタパルトでの挑戦
また、クラフテッドカタパルトでのプレゼンテーションでは、地方の新しい価値創出をテーマにした発表が行われ、その結果として3位を獲得しました。このプログラムでは、ものづくりを推進する企業がプレゼンを行い、36名の審査員によって評価が行われます。
受賞によせるメッセージ
受賞を受けて瞬間、代表取締役の山川将弘氏は「この受賞は、私たちの乳製品への思いや取り組みが多くの人々に認められた証であり、支えてくださった方々への感謝の気持ちでいっぱいです」と語ります。森林ノ牧場は、今後も未利用資源を活用しながら地域の新しい産業創出に貢献する姿勢を持ち続けると明言しました。
今後の展望
放牧業界は厳しい環境ですが、森林ノ牧場は挑戦を続ける決意を新たにしています。小規模酪農の拡充を図りながら、地域の未来を創造するために積極的な取り組みを進めていく所存です。これからも、森林ノ牧場の活動から目が離せません。