紅茶粕で酪農サステナ
2026-02-26 12:20:42

森永乳業が紅茶粕でサステナブルな酪農へ繋がる取り組み

森永乳業が挑む新たな資源循環の取り組み



森永乳業グループでは、紅茶飲料の製造過程で発生する紅茶粕を乾燥加工し、牛の飼料として利用する新しい取り組みを始めました。このプロジェクトは、資源循環を通じて環境に配慮した酪農を促進しようとするものです。

背景と必要性


これまで、横浜森永乳業株式会社が行っていた紅茶飲料の製造では、抽出後の茶殻は廃棄されていました。しかし、最近の研究から、この紅茶粕に多くの成分が残っていることがわかり、これを有効活用する方法が模索されてきました。森永乳業は、この新たな取り組みにより、持続可能な酪農の実現に向けて一歩を踏み出しました。

具体的な取り組み内容


乾燥された紅茶粕は、森永酪農販売株式会社が運営する「那須岳麓農場」に輸送され、農場で飼育されている牛に給与されます。これは、ただの飼料を超えて資源の有効利用を目指すものです。また、紅茶粕には特定の成分が含まれ、これが乳牛の飼料として良好な効果をもたらします。

環境への配慮


森永乳業は、2030年に向けたサステナビリティ中長期計画を掲げ、「環境配慮と資源循環」を重要なテーマとして位置づけています。具体的には、CO2排出量を2020年度比で10%以上削減することを目指しており、このプロジェクトはその一環となります。

共同研究による成果


さらに、信州大学や他の関係会社と共同で行った研究によれば、乳牛に紅茶粕を混ぜた飼料を給与すると、メタン排出を約9%抑制する可能性があることが示されています。この研究成果は、2023年にアメリカ・シカゴで開催された国際酪農連盟(IDF)主催のワールドデーリィサミットでも発表されました。研究の名前は、「抽出後の紅茶粕給与による乳牛ルーメンからのメタン生成の抑制」です。

未来に向けて


この取り組みは、環境に優しい酪農を実現するための第一歩であり、今後もさまざまな検討や改善を通じて持続可能な社会の実現に貢献していく予定です。森永乳業のこうしたサステナブルな動きは、他の企業や業界にも良い影響を与えることが期待されています。

まとめ


森永乳業が始めた紅茶粕の飼料利用は、無駄を無くし、環境への負荷を軽減する大きな取り組みです。このプロジェクトは、持続可能な酪農の未来を築く一助となるでしょう。持続可能性を求める今の世の中で、森永乳業のような企業が積極的に環境と資源循環に取り組む姿勢は、多くの人々に広まることが期待されます。


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