新潟の魅力を詰め込んだ「おむすびジャム」
3月25日、東京都内で行われた「第21回日本農業新聞一村逸品大賞」の審査会にて、新潟県長岡市の「おむすびジャム神楽南蛮にんにく」が見事に大賞に輝きました。この賞は、日本の特産加工品を広めるために開催され、今年も多くの魅力的な商品が出揃いました。
大賞受賞商品について
おむすびジャム神楽南蛮にんにく
「おむすびジャム」は、長岡市の特産である神楽南蛮を使用した新しいタイプのご飯のお供です。このジャムは、神楽南蛮のピリ辛さを引き出したピューレとなっており、特に焼きおにぎりとの相性は抜群だと評判です。審査委員長であり漫画家のやくみつる氏も「ネーミングが心をつかむ」と語り、ピリ辛の風味を高く評価しました。
この商品を開発した株式会社寿々瀧の鈴木将代表取締役は、「おむすびの楽しみ方は様々で、新潟県から食の多様性を伝えていきたい」と喜びを語っています。特に、米どころとして知られる新潟ならではのアプローチで、伝統的な食文化を現代に蘇らせたともいえるでしょう。
審査会の背景と結果
「一村逸品大賞」は、特産品を紹介する「一村逸品」に掲載された商品の中から、優れた商品を表彰するものです。2004年に始まったこの賞は、今年で21回目を迎えました。今回、169点から49点がエントリーされ、社内での審査を経て、最終的に大賞1点と金賞2点が選出されました。
金賞には香川県多度津町の「タプナード」と、福岡県柳川市の「あまおうラーメン」が選ばれ、それぞれの地域の特産品が輝きを放っています。これらの商品の特徴も、審査員による詳細な評価が行われました。
今後の展望
表彰式は5月8日に東京都内で予定されており、「おむすびジャム」を多くの人々に知ってもらう機会となるでしょう。長岡市や新潟県の食文化が広がり、多様性を持った食の楽しみがもっと多くの人に届くことが期待されます。
今後も特産品の魅力を感じさせる新しい商品が誕生することでしょう。日本の農業文化を代表する「一村逸品大賞」に注目し、地域の特産品を手に取る楽しみを感じたいですね。