冬の寒さが深まる岐阜県高山市では、特産品である飛騨りんごを使ったアップルパイが人気を集めています。毎年、12月21日から始まるこの季節限定の販売は、多くの人々を惹きつけています。 配合されたりんごは、地元久々野町で育てられた甘さと酸味のバランスが絶妙な「ふじ」。これらのりんごが、格別なアップルパイの鍵を握っています。アップルパイ作りの作業は、当地の女性たちで形成された「果りん桃クラブ」によって行われており、そのメンバーは自らの果樹農家としての経験を活かします。
アップルパイの製造方法は、まず、厳選された飛騨りんごをグラニュー糖でじっくりと煮詰めていきます。この工程で、りんご本来の甘さと酸っぱさが引き立てられ、香りも一層豊かになります。特にこのパイには、1本あたりに4個以上のりんごが使用され、贅沢な味わいを実現しています。パイ生地で包んだ後は、オーブンで約30分焼き上げることで、外はサクサク、中はジューシーな仕上がりになります。
果りん桃クラブの代表、青木真澄さんは「私たちが作るアップルパイは、りんごを知り尽くした果樹農家の女性によるもの。酸味と歯ごたえが特徴で、特別な美味しさを届けています」と自身の生産物への愛情を語ります。
販売は例年、人気のため早々に売り切れることもしばしばです。今年は2月2日まで販売される予定ですが、事前予約が推奨されており、道の駅「飛騨街道なぎさ」で、電話または直接の予約が可能です。予約なしでの購入は難しいかもしれませんが、運が良ければ店頭での購入も期待します。
アップルパイのサイズは約25cm×7cmと十分なボリュームで、税込み2,500円。自分用にも、特別なギフトとしてもオススメです。焼き上げられたパイからの甘い香りは、寒い冬の日の心を温めてくれます。
飛騨りんごをふんだんに使用したアップルパイを味わいながら、岐阜の魅力を存分に感じてみませんか?是非この冬、飛騨街道なぎさを訪れて、こだわりのアップルパイをお楽しみください。