遊佐町の特産品を生徒たちに伝えた食育プロジェクトの成果
2026年1月30日、山形県飽海郡遊佐町の遊佐中学校で、食育プロジェクト「学校給食ゆざごっつぉの日学習会」が開催されました。生活クラブ事業連合や地域の生産者が協力し、約80名の2年生が参加。この取り組みは、遊佐産の農産物や食文化を通じて、地域への愛着と思いやりを育むことを目的としています。
この日のプログラムは、生徒たちによる探求学習の発表から始まりました。プログラムを通じて、生徒は「遊佐の特産品を使ってガパオライスを作る」「遊佐町の農業をテーマにCM動画を制作する」「農業を熊から守るにはどうすればいいか」と様々なグループテーマに分かれ、創意工夫を凝らした発表を行いました。その結果、遊佐町の魅力と農業の重要性について深く考えるきっかけとなりました。
参加した生産者や組合員も壇上に上がり、リアルな経験や思いを共有しました。生活クラブの庄内遊YOU米の生産者である真嶋稔さんは、農業は私たちの生活と密接に関連していると述べ、食に関する意識を高めることの重要性を訴えました。
その後、神奈川と埼玉の生活クラブ組合員による講話が続きました。神奈川の籠嶋雅代副理事長は、遊佐産の庄内遊YOU米がいかにして生産者と消費者が共同で開発したものであるかを説明し、環境に配慮した米作りの取り組みについて述べました。生産者の思いと、安全でおいしい食材を求める消費者のニーズが一致することで、より良い社会を実現したいというメッセージが伝わりました。
また、埼玉の村山なみ理事長は、遠方に住む消費者が遊佐の米を選ぶ理由を三つ挙げました。「美味しい」「生産者が見える安心感」「農薬や肥料の相談ができる関係性」の重要性を示し、参加者に対して農業を選択肢に残してほしいと強調しました。
この授業の最後には、生徒たちと一緒に遊佐町産の特別給食を楽しみました。メニューには「庄内遊YOU米のごはん」「遊佐町産野菜の塩昆布和え」「旬の野菜みそ汁」「平田牧場の金華豚ヒレカツ」「山形県産の牛乳とお米のムース」などが含まれており、地元の食材をふんだんに使ったものでした。特に、ヒレカツは脂身が少なく、柔らかいと評判で、生徒たちからも感謝を込めた賛辞が贈られました。
この日の経済活動からは、農業と食の循環の重要性について生徒たちが実際に体感できる貴重な機会となりました。生活クラブは、今後もこのような食育活動を推進し、次世代の食料自給力を育む努力を続けていくことを誓います。
「学校給食ゆざごっつぉの日」とは?
「学校給食ゆざごっつぉの日」は、地産の豊かな食材と郷土料理を学校給食として提供する取り組みです。子どもたちが郷土に愛着を持ち、食の大切さを学ぶための大切なイベントです。これは、遊佐町合併70周年を記念して実施された食育プロジェクトで、今後も様々な形式で続けられることでしょう。
生活クラブとは?
生活クラブは、1965年に設立された協同組合で、加入者数は約42万人に達します。国産中心や添加物削減、減農薬といった高い基準をクリアした安全な食材を提供し、地域に根ざした持続可能な社会を追求しています。公式ウェブサイトやSNSでも活動を紹介しており、多くの人々とつながりながら、SDGsの達成を目指しています。