和歌山の四川料理店が打ち出す新たな冷凍食品革命

和歌山の四川料理店「ニイハオ」が新たな冷凍食品を発売

和歌山にある本格四川料理店「你好（ニイハオ）」が、株式会社ゼロカラの技術を駆使して、冷凍四川料理の新シリーズを発表しました。この新しい商品は、ゼロフリーザーを利用した急速凍結によって、四川料理特有の香りや辛味、油の旨味をしっかりと閉じ込めています。掲載されたのは、業界専門紙「日刊冷食タイムス」で、この技術の革新性が注目されています。

高品質を実現するゼロフリーザー

ニイハオでは、液体急速凍結装置「ゼロフリーザー」を採用し、一般的な冷凍技術と比べて、遥かに短時間で食材を凍結できる特許技術を活用しています。この技術により、麻婆豆腐やエビチリ、中国丼のような複雑な味わいを、たった数分でそのまま保つことが可能になります。これにより、本格的な四川料理を冷凍でも楽しむことができます。

新商品のラインナップ

ニイハオが12月上旬に発売予定の商品のラインナップは以下の3品です：

- 四川麻婆豆腐
- 四川エビチリ
- 四川中華丼

この初期の製品に続き、来期にはさらに5品を追加予定で、冷凍食品のお取り寄せ市場に本格的に参入します。3品をセットで約3,580円で販売予定で、中高所得者層に向けたターゲティングも行っています。

中華の新たな市場開拓

ニイハオを率いるのは四川料理の巨匠、陳建民氏の系譜を引く深川耕司代表です。独自製法で仕込まれた辣油や甜麺醤、芝麻醤、XO醤を融合させ、「既製品では味わえない究極の四川料理」として人気を集めています。

飲食業界が人手不足や原材料の高騰といった厳しい環境に直面する中、ニイハオは実店舗に依存しないビジネスモデルにシフトし、冷凍食品の製造と販売を開始しました。30年以上の経験を生かし、質の高い料理を全国の家庭に届ける取り組みが広く注目されています。