多様性をテーマにした新たな挑戦
2025年9月、ニューヨークファッションウィークにおいて、バルーンを素材としたアートファッションコレクション「DIVERSITY」が発表された。このコレクションは、障がいや病を抱えるモデルたちの存在とその人生の光を作品として表現しており、国内外で大きな反響を巻き起こした。
デザイナーの神宮エミは、今後の展開として、100人の人生を作品として世界へ届ける長期プロジェクトを開始する。これは単なる一度きりの表現に留まらず、より多くの人々と出会い、対話を通じて進化していくものである。その第一歩が2026年2月6日に東京で開催される。
プロジェクト概要
全米チャンピオンの実績を持つ神宮エミが手掛けるアートファッションブランド「EMI JINGU」は、100人の多様な人生を作品として表現すべく、国内外のモデルと協力し、それぞれの人生の価値観や物語をデザインへと昇華させていくことを目指している。このプロジェクトは、ファッションを「着るもの」から「人生を纏う表現」として再定義する試みでもある。
プロジェクトコンセプト
「DIVERSITY」という名のもとに、バルーンの素材はその一瞬にしか輝かない。そのため、瞬時に放たれる光が儚くも美しい。EMIJINGUはそれを利用し、障がいや病を抱えながら生きる人々の生命の輝きをファッションとして表現している。ランウェイに立つモデルたちは、各自が自身のペースで人生を歩んできた勇気ある人々だ。
彼らは、バルーンの光と共鳴しながら、命の鼓動を伝えるキャンバスとしての役割を果たす。そして、このコレクションは、違いを隠すのではなく、それを受け入れ、共存することを示している。「DIVERSITY」は、誰もが持つ独自の輝きを世界に伝える重要な作品なのだ。
バルーンの技術と素材
このコレクションでは、バルーンを重ねたり、透明なバルーンに色を施すことで独特の色合いや質感を表現している。これは、布では再現の難しい立体感や光沢感を持つ。このバルーンならではの造形美が、足し算ではなく、掛け算のように他にはないファッションへと昇華させている。
制作の背景
神宮エミは、コレクションの制作を通じて自身の人生のストーリーとも向き合った。彼女は2020年に脳梗塞を発症し、その後、難病「もやもや病」と診断され、手術を受けるという辛い経験を通じて、表現テーマが「装飾」から「いのち」へと進化した。これらの個人的体験を基に、「DIVERSITY」プロジェクトが誕生した。
「The International Fashion Runway Japan」開催概要
このプロジェクトとしての国内展開の一環として、2026年2月6日に「The International Fashion Runway Japan」が東京で開催される。このイベントは、アジアや中東のデザイナーやブランドが一堂に会する国際的なファッションイベントであり、EMIJINGUもその一員として参加する。
コラボレーションモデルの紹介
今回のプロジェクトには、さまざまなバックグラウンドを持つ5名のモデルが参加しており、彼らはそれぞれの個性と生き方を通じて独自の輝きを発信している。彼らの勇気ある挑戦と存在が、観客に新たなインスピレーションを提供するだろう。
今後の展望
EMIJINGUは「多様性」や「いのちの輝き」をテーマにし、自らのブランドをさらに発展させていく計画を持っている。社会的メッセージをファッションを通じて発信し、多様性とインクルージョンを体現したブランドであり続けることを目指す。また、国内外での展示や企業とのコラボレーション、そして小児病棟への支援など、さまざまな活動を展開していく。
神宮エミは、挑戦を続け、新しい物語と光を生み出し続ける決意を抱いている。このプロジェクトが創り出す感動は、多くの人に勇気と希望を与えるだろう。