和薄荷が帰ってきた
2025-05-15 13:42:57

北海道中川町が誇る和薄荷、55年ぶりの復活商品を発表

和薄荷の復活がもたらす地域への思い



北海道中川町で、約55年ぶりに復活する和薄荷が話題を呼んでいます。この和薄荷は、明治時代から昭和の初めにかけて一大生産地として知られており、様々な日用品に用いられてきましたが、合成メンソールの影響で、その栽培は衰退してしまいました。しかし、地域の歴史と文化を大切にしたいという思いから、町の人々が「薄荷文化の継承」に取り組んでいます。

歴史的背景と薄荷復活のきっかけ



昭和45年以降、合成メンソールの台頭により、和薄荷の生産は次第に厳しくなり、町の栽培は衰退していきました。ところが、平成15年、地域の教育委員会職員たちが地元の老人クラブとの交流を通じて薄荷の魅力を再発見し、再生への道を探り始めました。「子供たちに薄荷を伝えたい」という思いをもった彼らは、ボランティアで栽培を続けていた三井正憲氏と出会い、薄荷の苗と栽培技術を受け継いでいきました。

地域との結びつき



町の教育委員会は、地元の中学生に蒸留体験を取り入れ、薄荷の香りを感じることで地域への愛着を育てました。さらに、幼児センターでも香りを楽しむ活動が進められ、薄荷文化が次世代へと継承されています。地域住民たちがこの伝承に一丸となって取り組む姿勢は、和薄荷復活の大きなカギとなっています。

WANOWAシリーズとしての商品化



この度、浪速株式会社が発表したWANOWAシリーズに、和薄荷を配合した新商品が登場します。新たに発売される2つの商品、ハンドクリームとクールヘア&ボディミストは、57年以上の歴史を持つ和薄荷から生まれています。

和薄荷ハンドクリーム



このハンドクリームは、保湿力と伸びの良さが特徴で、和薄荷の甘い香りが手を優しく包み込んでくれます。使うほどに心が癒されるアイテムです。価格は2,200円(税込)で、容量は30g。

和薄荷クールヘア&ボディミスト



ヘアとボディを同時に潤すこのミストは、爽やかな香りとひんやり感が特徴。特に蒸し暑い季節に大活躍するアイテムで、アロマスプレーとしても楽しめます。価格は1,980円(税込)で、容量は50ml。

伝統を次世代へつなぐ



今回の取り組みは、地元の薄荷を継続的に守る活動へ売上の2%が還元されるという点でも注目されています。加えて、文化庁から正式に認定された地域計画には、薄荷に関する取り組みも含まれ、今後の発展が期待されています。これにより、中川町の文化が次世代へと引き継がれることが期待されます。

発売情報



新商品は2025年6月10日(火)に発売予定で、取り扱い店舗は全国の小売店とinimu浅草店、inimuWebShopにて先行予約が行われます。

WANOWAの未来



WANOWAは、地域の素材を活用し農産物と香りを融合したモノづくりを通じ、地域の魅力を広めるブランドです。この和薄荷復活が、地域創生と文化継承につながることを願っています。今後の展開に目が離せません。


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