BOSSが新たにアート・バーゼル・アワードを設立
ファッションブランドBOSSが、現代アート界に新風を吹き込むべく、「アート・バーゼル・アワード」を設立したことを発表しました。このアワードは、BOSSがプレゼンティング・パートナーとして名を連ね、アートと文化の優れた成果を称賛する重要なイニシアティブです。
アート・バーゼル・アワードとは?
この新設されたアワードは、既存のアート賞が個別の業績を評価するのに対し、広範囲な影響を及ぼすアート活動に焦点を当てています。具体的には、革新性に富んだ作品を創出するアーティストだけでなく、文化の進化を支える組織や個人も対象となります。このように、アート界の重要な柱を支えることを目的とした新たな試みです。
BOSSは、アート・バーゼルとのパートナーシップを通じて、創造性とビジョンを持つ人々を称え、アートの未来を切り開くことを目指しています。このアワードのサポートにより、持続可能なアートエコシステムの形成が進むでしょう。
アート支援が企業文化の基盤
HUGO BOSSにおいて、現代アートへの貢献は企業文化の根幹を形成する重要な要素となっています。CEOのダニエル・グリーダー氏は「アートは私たちのDNAの一部であり、BOSSとしてアート・バーゼル・アワードを支援することで、私たちの取り組みを次のレベルに引き上げます」と語っています。また、アートの革新を推進し続けることへの期待も表明されています。
9つの主要カテゴリー
「アート・バーゼル・アワード」は、アーティストを称えるための3つの部門「エマージング(新進)」「エスタブリッシュド(確立)」「アイコニック(象徴)」に加え、アート界を支える重要な存在に焦点を当てた6つのカテゴリーがあります。これらにはキュレーターや美術館の代表、後援者、メディア関係者が含まれ、彼らの貢献も評価されます。
審査プロセスと受賞者の発表
アート・バーゼルのフェア&エキシビション・プラットフォームディレクターであるヴィンチェンツォ・デ・ベリスが審査員長を務め、36名のアート・バーゼル・メダリストが選出されます。その後、メダリストによる投票を経て、12名のゴールドメダリストが発表される仕組みです。
受賞者には、各カテゴリーごとに特別な機会が与えられ、特にゴールドメダリストのアーティストには世界の主要な展示機会やコミッションワーク、次世代を育成するためのメンタープログラムが提供されます。
アート・バーゼルの未来に向けて
アート・バーゼル・アワードは、業界のリーダーシップや新たな交流の機会を創出し、アートと文化の未来を切り開くことに貢献するものです。アート・バーゼルのCEOノア・ホロウィッツ氏は、このパートナーシップを通じて「最先端の作品を称えることを楽しみにしている」と述べています。
アート・バーゼル・メダリストは2025年の5月に発表予定で、6月にはスイス・バーゼルで祝賀レセプションが行われます。特に、12名のゴールドメダリストは、12月にマイアミビーチで開催される授賞式で表彰されることが決まっています。
ブランドの魅力とは
BOSSは、自分らしく生きる人々を応援するブランドとして、特にダイナミックでモダンなデザインに定評があります。テーラリングやカジュアルウェアをはじめとした多様なコレクションを展開する他、489以上の直営店を通じてBOSSの魅力を発信しています。HUGO BOSSは、世界的なアパレル市場で確固たる地位を築いているブランドであり、その取り組みは今後も注目され続けるでしょう。