京都発の美味しい贈り物、幻の金平糖とボンボニエール
日本には数多くの伝統工芸がありますが、その中でも特に心惹かれるものの一つが金平糖です。1847年に創業された京都の金平糖専門店、緑寿庵清水が新たなプロジェクトとして、「幻の日本酒」といわれる『十四代』を使用した金平糖とボンボニエールの詰め合わせを発売します。2025年4月中旬より、京都本店や祇園店、銀座店で数量限定での販売開始です。
このプロジェクトには、金平糖だけでなく、日本酒や有田焼の職人も参画しており、各分野の「手しごと」が見事に絡み合って、一つの作品を生み出しています。金平糖、日本酒、有田焼の三つの職人によるコラボレーションは、受け取った人の五感を楽しませ、喜びを与えることを目的としています。
日本の伝統が息づくボンボニエール
ボンボニエールとは、ヨーロッパの伝統的な小物入れであり、日本では慶事の引き出物としても使われるようになりました。明治時代以降、西洋文化が流入する中で、日本に根付いていったこの文化は、粋な和の心と相まって新たな形を生み出しています。今回のボンボニエールは、有田焼の名窯、深川製磁が手がけています。
深川製磁は1894年の創業以来、高い技術力で評価を受け続けており、特に1900年のパリ万国博覧会での受賞歴が有名です。時代を超えて愛され続けるその技術は、現代においても日本の美を象徴しています。
職人のこだわりが詰まった金平糖
緑寿庵清水の金平糖は、90種類以上ものラインナップがあり、つくり手のこだわりが強く反映されています。その中でも日本酒を使用した金平糖は、製造が非常に難しいと言われています。熱を加えると風味が飛んでしまうため、一つ一つ手作業で慎重に作られています。
この金平糖は、『十四代』の清酒の味わいと香りを凝縮させた特別な一品。職人たちは約16日間という長い時間をかけて、古来からの技術と経験を駆使してこの金平糖を仕上げます。口に広がる穏やかな甘みと、後を引く余韻が絶妙で、多くの方に喜んでいただけることでしょう。
限定販売のチャンス
「群青」と「赤絵」と2つの種類があり、それぞれに個性があります。価格は「赤絵」が29,700円(税込)で、「群青」は27,500円(税込)となる予定です。どちらも35gと120gの箱入りで、数量限定ですので、購入希望の方はお早めにご予約されることをお勧めします。
この素晴らしいコラボレーションは、単なるお菓子ではなく、人の五感を満たすアートとも言えます。贈り物や特別な日のディスプレイとしても最適な逸品。ぜひ、あなたの手に取る価値あるこの作品を体験してみてください。