小室哲哉氏がAI活用の校歌制作プロジェクトに参画
音楽界の第一人者、小室哲哉氏が、理化学研究所とのコラボレーションにより、AI技術を駆使して校歌を制作するプロジェクトに参加しました。この取り組みは、2026年4月に三重県桑名市で開校予定の小中一貫校「桑名市立多度学園」の校歌を制作するものです。
プロジェクトの背景
この画期的なプロジェクトは、理化学研究所の浜中雅俊チームディレクターを中心とした研究チームによって推進されています。小室氏は、理研の客員主管研究員という立場でプロジェクトに協力し、AIが生成した4曲の候補曲から最適な1曲を選ぶ役割を担っています。音楽とAIの融合は、今後の教育現場にも新しい風をもたらすことでしょう。
制作プロセスの工夫
本プロジェクトでは、校歌を作成するためにいくつかのユニークなプロセスが用いられました。
1. 作詞
AIモデルを活用して、特定のキーワードを基に歌詞を生成しました。人間の編集を挟むことで、反復的に歌詞の完成度を高めていったのが特徴です。
2. 作曲
作詞に続き、一部の旋律は人間の作曲家によるもので、残りはAIが提案する形で進化していきました。このシステムにより、桑名市の子供たちも素材制作に参加し、創造的なプロセスに関わっています。
3. 絞り込みと仕上げ
歌詞と旋律の調和を検証するために、九州大学のAI技術を駆使し、最終的に東京芸術大学の作曲家が4曲の候補曲を整えました。小室氏は、その中から校歌に最もふさわしい1曲を選定するという重要なプロセスにも関与しています。
プロジェクトの参加機関
このプロジェクトにはいくつかの機関が参画しています。理化学研究所がプロジェクトの統括及びAI作曲システムの開発を行っており、九州大学は歌詞と旋律の調和を分析するAI技術を提供。さらに、東京芸術大学が候補曲の仕上げを行っており、桑名市立多度学園の児童生徒も旋律素材の制作に携わっています。
小室哲哉氏のプロフィール
小室哲哉氏は、Pavilions株式会社とSOUND PORT株式会社の代表取締役であり、音楽・エンターテインメントの多様な事業を展開しています。彼の知識と経験は、プロジェクトにとって欠かせないものであり、音楽の未来に大きな影響を与えることでしょう。
この斬新な取り組みは、AIと人間の協働によって生まれる新たな音楽の可能性を示しています。教育現場にも新しいスタンダードを提案するこのプロジェクトは、多くの人々の期待を集めています。