アスキーとNTTが挑むローカル5Gの革新と未来像

2025年7月、アスキーとNTT東日本が手を組み、ローカル5Gの新たなベンチマークを確立しました。1年半の共同開発を経て、完全なエンドツーエンドのローカル5Gソリューションを実現。2024年末には、NTT東日本の「ギガらく5Gセレクト」サービスとして、日本市場に提供される予定です。

ローカル5Gソリューションの特徴

本ソリューションの最大のポイントは、コスト競争力の高いローカル5Gソリューションの開発です。アスキーが開発した5Gプライベートネットワーク管理プラットフォーム（AMP）や、多様なCPEデバイス、高い安定性を持つ5Gスモールセルを効果的に統合。これにより、さまざまな業界のニーズに応えることを目指しています。具体的には、スマート製造、農業、物流、医療、交通、グリーンエネルギーなど多岐にわたる用途での利用が見込まれています。

もう一つの魅力は、アスキーの先進技術とNTT東日本のネットワーク設計や保守のスキルを融合させた点です。このシステムにより、地域の通信事業者や企業が柔軟にネットワークを展開でき、ITインフラの近代化を支援します。

進むデジタル化の促進

アスキーのローカル5Gソリューションは、以下の3つのメリットを提供します：
1. 低い総所有コスト：これにより、企業が導入しやすくなります。
2. 簡阅な導入：AMPによる集中管理が運用の効率を高めます。
3. 高性能かつ高セキュリティ：データ保護のニーズも満たし、安心してプライベートネットワークが構築可能です。

このソリューションの成功は、日本国内におけるデジタル化や自動化の加速だけでなく、アスキーの技術力を国際的にもアピールするものとなります。アスキーはNTT東日本との協力を強化し、さらなる活用シーンの拡大を目指しています。

COMNEXT 2025 展示会の情報

この革新的なローカル5Gエンドツーエンドソリューションは、2025年7月30日から8月1日まで開催される「COMNEXT 2025 – 次世代通信技術＆ソリューション展」に出展されます。会場では実際に最新技術を体験でき、企業のネットワークに関する課題についての相談も可能です。場所は東京ビッグサイトの南展示棟1ホール、アスキーブース（C7-29）です。ぜひ足を運んで、最新技術を見てみてください。

企業情報

アスキーは1989年に設立されたASUSTekグループの一員で、通信機器の研究開発を行い、IoTや車載インターネットなどのトータルな通信ソリューションを提供しています。地域密着型のサポートを展開し、顧客の競争力向上に貢献しているのです。

一方、NTT東日本は、日本を代表する通信キャリアとして、固定通信や光通信サービスの提供に加えて、ローカル5Gネットワークの展開やIoTアプリケーションの開発を行っています。持続的な革新を通じて企業や社会のデジタル化を推進し、より良いユーザー体験を提供しています。これからのデジタル社会において、両社の協力がもたらす変化は計り知れないものがあります。