看護師向け講義
2025-01-08 13:57:19

がん患者支援の新たな試み!看護師向けメディカルケア特別講義の内容とは

がん患者支援の新たな試み!看護師向けメディカルケア特別講義



2024年11月13日、長野県看護大学大学院にて、がん看護専門看護師を目指す大学院生向けの特別講義「Medical Care(メディカルケア)講座」が開催されました。この講義は、有限会社上松組が提供し、美容を通じてがん患者に寄り添う技術と知識を紹介する場となっています。

講義の概要


この講義では、がん患者が抱える様々な美容面の悩みを理解し、ケアを提供するための具体的な方法を学びます。特に、抗がん剤治療による体と心の変化、美容に対する考え方、そしてウィッグの試着体験が行われました。

抗がん剤治療による体と心の変化


抗がん剤治療を受けることによる脱毛は、患者にとって非常に大きなストレスです。講義では、治療後に新たに生えてくる髪の特徴や、患者がどう自分の新しい髪質と向き合うことができるかを考察しました。「元の髪質を追求するのではなく、新しい自分を受け入れることが大切」とのメッセージが印象的でした。

治療後の美容について


患者にとって美容は、前向きな気持ちを育む重要な要素です。このセッションでは、治療後のスタイルやネイル、メイクの取り組み方について学び、どのように美を楽しむかを考える機会を提供しました。「美容を諦めないために、身近な美容情報を持っていることが必要です」との提案がありました。

ウィッグの試着体験


ウィッグには人毛と人工毛という2種類があり、それぞれに特性があります。この体験を通じて、参加者は実際に異なるウィッグを試着し、どのニーズに最適かを考察しました。ウィッグ選びは患者の日常生活において非常に重要な要素であるため、このワークショップは実践的な学びの場となりました。

上松代表の思い


上松の代表、上野修平氏は「自分の髪だろうとウィッグだろうと、”その人の美しさを引き出すこと”が美容師の仕事」と語っています。がんは誰にでも起こりうる illness であり、その中で美容を諦める必要はありません。上松は、2013年からこのプロジェクトを通じて、がん患者が美を楽しむための支援を続けています。

「スタイルウィッグ」とは


また、この講義では美容師と協力して開発された「スタイルウィッグ」が紹介されました。このウィッグは、購入後、そのままのスタイルで使用するのではなく、ヘアカットと同じようにカットできるもので、個々のニーズに合わせたスタイル作りを可能にします。特に超軽量で自然な見た目が特徴です。

商品の特長


  • - 軽量感:わずか64gで、長時間の使用でも疲れにくく、心地よさを提供。
  • - 自然なつむじ:手植えのため、自然な分け目ができ、透け感もカバー。
  • - 高品質の人工毛:日本製で、お手入れも簡単。
  • - 安心の後れ毛:風が吹いても安心のディテール。

ウィッグ代とカット代がセットになった特別価格39,600円(税込)で提供されており、購入前に試着も可能です。

まとめ


がん患者の美容に対する理解を深め、美容師と看護師が共に協力することで、患者が安心して美を楽しむことができるマインドづくりに貢献する「Medical Care(メディカルケア)講座」。これからも、こうした取り組みが広まることを期待しています。がん患者の支援を通じて、美容の大切さを再認識する機会となりました。今後も美容界での新しい模範となることでしょう。


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