マンダムの動物実験代替法国際研究助成金公募が始動
株式会社マンダム(本社:大阪市)が、動物実験代替法に関する研究を応援するために、19回目となる「マンダム動物実験代替法国際研究助成金公募」を開始しました。この助成金の目的は、動物実験を行わずに、より人間にやさしい科学を実現すること。また、応募者は世界中の研究者を対象としており、先進的な研究テーマが期待されています。
助成金の詳細
この公募は2007年から開始され、動物実験代替法の研究に注力し続けています。総額300万円の助成金が提供され、1件の研究に対しては50万円から200万円が支給されます。具体的なスケジュールは以下のとおりです。
- - 募集開始: 2025年11月上旬
- - 募集締切: 2026年1月30日
- - 選考開始: 2026年2月上旬
- - 助成対象者発表: 2026年3月下旬
- - 助成開始: 2026年4月1日
昨年の第18回公募においても、3件の研究が選ばれ、2025年4月から具体的な助成が開始される予定です。助成金受領者たちは、これらの成果を日本動物実験代替法学会の年次大会で発表し、研究成果の共有が促進されています。
動物実験代替法に対するマンダムの考え
マンダムでは、2013年3月に欧州で化粧品における動物実験が禁止されたことを受け、動物実験代替法の開発を推進しています。これは動物に配慮した研究環境を整え、3Rs(Replacement:動物実験の置き換え、Reduction:使用動物数の削減、Refinement:実験時の動物への苦痛軽減)原則を遵守することに基づいています。
また、マンダムは動物実験を行わない方針を掲げ、ヒトを用いたパッチテストやスティンギングテストを行い、化粧品の安全性を確保しています。もちろん、さらに高い安全性を目指して、精度の向上に努めるために動物実験代替法の研究開発は欠かせません。
社会貢献へ向けた取り組み
動物実験代替法研究への助成を通じて、マンダムは社会貢献を強化しています。この取り組みは、化粧品の安全性確保に留まらず、持続可能な社会の実現に向けた企業の基盤強化にもつながっていくことでしょう。
今後もマンダムは、様々なステークホルダーと共にその存在価値を認めてもらえるよう努めていくとしています。詳細な応募要項や情報については、
日本動物実験代替法学会のウェブサイトをご覧ください。