住友金属鉱山のSOLAMENTが国際的なデザイン賞を受賞！

SOLAMENTが受賞した素晴らしい経緯

住友金属鉱山株式会社は、このたび自社の素材テクノロジー「SOLAMENT®」が、クリオ賞2025のイノベーション部門で銅賞を、またレッドドット・デザイン賞2025を受賞したことを発表しました。これらの受賞により、SOLAMENTはその革新性や社会的意義が高く評価されたことがわかります。

SOLAMENTとは

SOLAMENTは2004年に住友金属鉱山によって開発された、近赤外線を吸収するナノ微粒子を利用した素材です。この素材は可視光を透過しつつ、温度上昇を引き起こす近赤外線を効果的に吸収します。これにより、自動車や建物の窓ガラスに使用されることで、快適な内部環境を提供することが可能です。特に、暑さが問題となる夏場でも、明るさを保ちながら涼しい空間を実現できることが特徴です。

幅広い活用分野

近年では、このSOLAMENT技術は繊維分野へも拡大しています。たとえば、創業100年を超える老舗アウトドアブランド「ミレー」のポロシャツや、2025年に開催予定の日本国際博覧会で販売される晴雨兼用の折り畳み傘が、その代表例です。また、アウトドア用品大手のスノーピーク社では、キャンプ用品として「2レイヤータープラーグ Pro.」にもこの素材が利用され、快適な屋外での過ごし方を提供しています。

クリオ賞とレッドドット・デザイン賞の意義

クリオ賞は、国際的な広告に関する賞で、カンヌライオンズやThe One Showと並ぶ権威ある賞とされています。この賞は、製品のデザインだけでなく、その革新性や社会への影響を評価するところがポイントです。一方、レッドドット・デザイン賞は、iFデザイン賞やIDEA賞と同様、世界的に権威のあるデザイン賞です。これらの受賞によって、SOLAMENTの凝縮された技術とデザインが国際舞台で認められたことは、今後のさらなる活用拡大への大きな後押しとなるでしょう。

今後の展望

住友金属鉱山は、SOLAMENTのさらなる発展を目指し、新たな分野での活用に向けて積極的に取り組んでいく計画です。これからも、私たちの日常生活を快適にするための革新が期待されます。注目の新商品が今後どのように市場に登場するのか、目が離せません。

私たちが快適に過ごせる環境を提供するSOLAMENTの技術が、今後どのように世の中に影響を与えていくのか、引き続き注視していきたいですね。ですので、製品を使ってみたい方は、住友金属鉱山からの直接販売は行われていないものの、ミレーやスノーピークなどでの購入をぜひ検討してみてください！