柔軟な有給制度
2025-08-27 11:17:41

コスメディ製薬が新たに導入した時間単位有給休暇制度とは?

コスメディ製薬が新たに導入した時間単位有給休暇制度とは?



コスメディ製薬株式会社(本社:京都市)は、このたび「時間単位年次有給休暇制度」を2025年8月21日から導入することを発表しました。この新制度は、従業員の多様なライフスタイルを考慮し、ワーク・ライフ・バランスの向上を目指しています。今回の導入によって、時間単位での柔軟な有給休暇の取得が可能になる点が注目されています。

制度の概要



この制度の特徴は、年次有給休暇を1時間単位で取得できる点です。従来は病院への通院や子どもの送り迎えなどで有給を取得しようとすると、1日または半日単位での申請が必要でしたが、今後は1時間単位での取得ができるようになります。この制度スタート時には、年間12時間分(1.5日相当)の上限が設定され、年次有給休暇の本来の目的である「まとまった日数での取得」と両立できる形が取られています。

制度は、正社員、嘱託社員、パート社員に適用され、勤務時間中での取得も可能です。申請方法は原則事前申請が必要ですが、これにより従業員一人ひとりのライフスタイルに合わせた利用が可能となります。

現状と課題



現在、時間単位年次有給休暇制度を導入していない企業が7割以上占めていることが、厚生労働省の調査から明らかになっています。特に、従業員数100~299人の中小企業では導入率が約20.8%にとどまっています。商品開発や業務プロセスの煩雑さから導入のハードルが上がっている現状があります。

調査結果によると、未導入の主な理由には「勤怠管理や給与計算の煩雑さ」が挙げられています。企業の管理方法を変えたくないという経営者の心理が、この制度の普及を阻んでいるのです。

導入の背景と期待される効果



コスメディ製薬は、約200名の従業員を持つ研究開発型のベンチャー企業です。創業以来、従業員の多様性を重視した働き方を推進してきました。このたびの制度導入もその一環であり、管理部門がこれまでの業務のやり方に固執せず、新しい働き方を受け入れる姿勢を示しています。これにより、従業員がより柔軟に休暇を取得できる環境が整います。

また、企業の健康を維持することは、従業員のパフォーマンスの向上にも寄与することが期待されています。2024年度の有給休暇取得率は全国平均を大きく上回る86.6%と、制度導入後も安定した成果を示しています。

知性あふれるチームへ



コスメディ製薬は「人とチームの進化」をサステナビリティ方針に掲げています。多様な個性を尊重し、健康を維持することで、チームの力を引き出すことが目標です。TTS(経皮吸収治療)といった革新的な事業を進める中で、好奇心や情熱、独創性を持った従業員を育てる環境を作り出すことは非常に重要です。

この制度を通じて、従業員が自分らしく充実した人生を送ることができ、またチーム全体の能力を高めることが期待されています。コスメディ製薬の取り組みが、社会全体における働き方改革の一端を担うことになるでしょう。

企業情報



コスメディ製薬は、京都薬科大学発のベンチャー企業であり、TTS(経皮吸収治療)に特化した研究開発を行っています。「マイクロニードル」や「貼付剤」といったコア技術を用い、医療や美容・健康分野で革新的な製品やサービスを提供しています。物語のある京都で、伝統と革新の融合を目指し、顧客の期待を超える商品開発を続けています。

詳しくは公式ウェブサイト コスメディ製薬 をご覧ください。


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