京都橘大学の新たな取り組み
京都橘大学では、学生が自らの手で商品開発を行う「たちばなファームプロジェクト」が進行中です。2024年度のプロジェクトとして、学生たちが収穫したすだちを使用した新しい調味料“すだちぽんず”が誕生しました。このプロジェクトは、大学生活を通じて学生たちがキャンパスの魅力を発信し、地域との結びつきを強化することを目指しています。
たちばなファームプロジェクトの始まり
この取り組みは、2023年度から始まったもので、大学内に育つさまざまな果物や野菜を活用してオリジナル商品を開発することが目的です。特に、すだちは大学のキャンパス特有の素材として用いられ、学生たちのアイデアから「すだちぽんず」が生まれました。この商品は、単なる調味料にとどまらず、学生たちの協働と創造性を育む手段ともなっています。
商品の特長と開発プロセス
2024年度版の“すだちぽんず”は、初年度のレシピをもとに改良が加えられています。特に、醤油の使用量を増やすことで、様々な料理に合わせやすい絶妙なあっさりとした味わいを実現しました。このバランスはまさに「万能調味料」と呼ぶにふさわしいものです。
開発にあたっては、学生たちが直接すだちを収穫し、商品企画やPR活動までを担当しました。特に、2023年度の大学祭では、来場者への試飲会を通して実際の味を広め、いただいた感想をもとにさらに改良を重ねるプロセスが行われました。学生が考案したポン酢を使った料理メニューは、忙しい大学生活の中でも簡単に作れるものを重視し、販売時に配布されるリーフレットにも掲載されています。
SNSでの認知度向上活動
学生たちは、InstagramなどのSNSを通じて、“すだちぽんず”に関する情報発信にも力を入れています。この施策によって、キャンパス内外を問わず多くの人々に商品の存在を知らせることができ、多様なコミュニケーションの場を提供しています。SNSを利用した宣伝は特に若い世代に効果的で、商品の認知度を一層高めることに貢献しています。
販売情報と期待
“すだちぽんず”は、2024年12月24日より、キャンパス内の「たちばなリンク」にて地域住民や一般向けに限定販売されます。価格は500円(税別)で、合計100本という限定カウントでの提供です。この商品が地域の人々との新たな交流のきっかけとなることが期待されており、学生たちの努力によって生み出された商品開発が、さらなる成長と社会的意識の醸成につながることを願っています。
まとめ
京都橘大学のたちばなファームプロジェクトは、学生たちの自主性を高めるだけでなく、地域との関わりを深める効果ももたらしています。新たに誕生した“すだちぽんず”が、学生たちの思いを感じさせ、日常の食卓で活躍することを心から期待しています。今後もこのプロジェクトがどのように成長していくのか、目が離せません!