アンドエスティが画像検索AIを継続導入
アダストリアが運営するECサイト「and ST(アンドエスティ)」は、2025年4月から画像認識AI技術syteを継続導入することを発表しました。この取り組みは、サービス開始から10周年を迎えた同サイトが、今後も進化し続けるための重要なステップとなります。
継続導入の背景
2024年までに、アンドエスティは流通総額約360億円、会員数約1,920万人という大きな成長を遂げました。2019年から導入されているsyteは、ユーザーの購買体験をより豊かにする機能を提供しており、特にディスカバリーアイコンやカメラサーチといった機能が多くの支持を集めています。これらの機能は、Webサイトやアプリで手軽に利用でき、売上にも貢献しています。
アンドエスティの取締役CTO、櫻井裕也氏は、syteが同サイトでの購買体験に欠かせない存在であると強調しています。「syteの機能を活用しながら、お客様と商品、ブランドとの出会いを創出し、ワクワクする購買体験を提供し続けたい」との意気込みを述べています。
アンドエスティの魅力
アンドエスティは、グローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファームなど、30以上のブランドが集まるアダストリアグループの公式オンラインストアです。このサイトでは、全国の約1,500店舗で共通して使えるポイント制度や、スタッフによる最新コーディネートの提案、自客様のレビューなど、多彩なコンテンツが用意されています。また、OMO型店舗「and STストア」を全国で22店舗展開しており、オンラインとオフラインを融合させた新たなショッピング体験を提供しています。
画像認識AIテクノロジーsyteの詳細
画像認識AI「syte」は、2015年に誕生した世界初の商品発見プラットフォームです。ビジュアルAI技術によって、ユーザーが好む商品を簡単に見つけることが可能となり、eコマースの新たな形を作り出しています。特に、カメラを使った検索機能やパーソナライズエンジンは、ユーザーの購買行動を大きく変え、瞬時に商品を発見する手助けをします。
世界の多くの著名ブランドもこの技術を導入しており、SHEINやPRADA、Farfetch、Tommy Hilfigerなどがその一例です。アンドエスティにおけるsyteの導入は、今後のオンラインショッピングにおいても大きな影響をもたらすことでしょう。
株式会社ギャプライズの役割
これを支えるのが、株式会社ギャプライズです。彼らは、SaaSビジネスを推進し、革新的なテクノロジーを全世界から取り入れることで、市場での差別化を図っています。特に、日本のIT市場は急速に成長しており、ギャプライズはその中で重要な役割を果たしています。
ギャプライズは、クライアントのニーズに応じた多様なテクノロジーを提供し、市場分析からオンライン集客、ユーザー体験の最適化まで幅広いサービスを展開しています。このような先進的なアプローチが、アンドエスティの新たな挑戦をサポートしているのです。
まとめ
アンドエスティが続けるこの新たな試みは、ユーザーにとって魅力的な購買体験をもたらすことが期待されています。画像認識AI技術syteを最大限に活用することで、ますます便利で楽しいショッピング環境が実現するでしょう。将来的には、さらに多くのブランドやユーザーとの新しい出会いが生まれることが楽しみです。