歴史を知る楽曲復刻
2026-01-14 06:08:24

音楽教育の歴史を知る 戦時中の楽曲復刻版『初等科音楽』が発売

戦時中の音楽教科書の復刻版が登場



戦時中に使用されていた国定音楽教科書『初等科音楽』の復刻版が、2026年1月14日に発売されることとなりました。この教科書は初等科の3年生から6年生までの生徒を対象にしたもので、実際に国民学校で使用されていた内容をそのまま収めています。

しかし、戦後の占領政策によって、この教科書に掲載されていた楽曲の多くが墨塗りや削除の対象となり、まさに教育の一端が見えなくなっていました。今回の復刻版では、当時の教育の裏側にあった価値観や理念を再確認できる貴重な資料が一堂に会しています。

復刻版の特色



復刻版には、「紀元節」「天長節」「ひよどり越」など、もともと掲載されていた楽曲がそのまま収録されています。また、靖国神社を題材にした「靖国神社」や、歴史的な出来事を歌った「日本海海戦」「広瀬中佐」「水師営の会見」など、音楽が国家意識との関わりをどのように反映していたのかを示す作品も揃っています。これを通じて、当時の音楽教育が子どもたちに何を教えようとしていたのかを知ることができます。

塩入清香氏の解説



今回の復刻版には、歌手であり現職の参議院議員でもある塩入清香氏の解説がついています。彼女は日本の音楽が西洋音楽とどうまとまりを持ちつつ進化してきたかを、また戦後における「君が代」や唱歌の在り方について、自らの体験を交えながら詳しく論じています。彼女の視点から見ることで、音楽教育におけるさまざまな価値観に触れることができるでしょう。

新たな試みとしての音源



さらに、本復刻版に合わせて、掲載曲のピアノ伴奏音源が別売でリリースされることが発表されています。音源は、実際に演奏できるよう工夫されており、特に塩入氏による「君が代」の歌唱音源も収録されています。これにより、復刻版を手にした人々は、ただ楽曲を読むだけでなく、音楽として実際に体験することも可能になります。

書籍情報



この貴重な復刻版の書籍情報は以下の通りです。

この復刻版は、音楽教育の根底にある歴史や思想に触れることができる貴重な資料です。本書を通じて、教育の在り方や国の歴史について改めて考えてみることができるのではないでしょうか。


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