ポーラ化成工業が化粧品GMP認証を取得し、品質向上を目指す

ポーラ化成工業が化粧品の国際規格認証を取得

ポーラ・オルビスグループの一員であるポーラ化成工業株式会社が、化粧品製造において国際規格であるISO22716（化粧品GMP）認証を取得したことを発表しました。この認証は、品質管理体制の信頼性を示す重要な指標であり、ポーラ化成工業が提供する製品の品質と安全性をさらに強化することを目的としています。

目的と取り組み

ポーラ化成工業の研究・開発・生産を担当する部門が、より高品質な製品を世界中の生活者に届けるための取り組みとして、この認証的取得に至りました。化粧品製造では、品質安定化や国際基準に適合した製品造りが求められており、ポーラ化成工業はこれに応える形での改良を進めてきました。

2024年には、横浜市戸塚区に新たに設けられるテクニカルディベロップメントセンター（TDC）に加え、静岡県袋井市の袋井工場でもこの認証を取得しています。どちらの施設でも高品質化を目指した製造工程が施され、特にTDCでは異業種の製造装置や特殊原材料が導入されており、高度な製造技術が実現されています。

ISO22716が示すもの

ISO22716は、化粧品の製造環境、設備、作業者、原料管理、トレーサビリティなどを含む製品の安全性と品質を確保するための国際ガイドラインです。この認証取得によって、ポーラ化成工業は、消費者が安心して使用できる製品の供給に向けた更なる信頼性を築くことが可能になります。

認証取得の詳細

ポーラ化成工業が今回認証を取得したのは、以下の施設です：

- テクニカルディベロップメントセンター（TDC）

- 認証取得日：2025年9月24日

- 袋井工場

- 認証取得日：2025年1月15日

本認証はビューローベリタスジャパン株式会社によって付与され、適用規格はISO22716:2007です。これにより、ポーラ化成工業は、安心して使用できる製品づくりを一層強化し、業界内でも優れた事例として認識されることを目指します。

今後の展望

ポーラ化成工業は、今回の認証取得を機に、さらなる品質向上に努めると共に、消費者安全を守るための製品開発に注力していく方針です。「安全」と「高品質」を両立させることで、ポーラ化成工業が提供する化粧品がより多くの生活者に受け入れられることを期待しています。世界中の女性たちに信頼されるブランドを目指し、今後の活動に注目が集まります。