平和をつなぐ舞台
2025-08-07 12:52:48

広島で上演されるミュージカル「バウムクーヘンとヒロシマ」が持つメッセージとは?

被爆80周年を迎えるミュージカル「バウムクーヘンとヒロシマ」



広島に新たな感動をもたらすミュージカル「バウムクーヘンとヒロシマ」が、2025年11月16日(日)に広島市のJMSアステールプラザ大ホールにて上演されることが決まりました。これは、被爆80周年の記念事業として非常に特別な意味を持つ公演です。

物語の背景とテーマ


このミュージカルは、第68回産経児童出版文化賞を受賞した巣山ひろみの児童書を基にしています。物語の主人公である小学生の颯太が、広島に連れてこられたドイツ人捕虜カール・ユーハイムのバウムクーヘン作りを通じて、平和の大切さを学ぶ成長物語です。

颯太が目を向けるのは、かつて捕虜として似島に収容され、自身の手で日本初のバウムクーヘンを焼いたカールの実際の歴史です。物語は、戦争という重いテーマを取り扱いながらも、そこに希望の光を見出そうとする若者たちの姿を描いています。

公演の詳細


公演は2025年11月16日(日)の11時と14時30分の2回行われ、チケットは2025年9月4日から販売が開始されます。前売り券の価格は5,000円,当日券は5,500円、18歳以下は3,500円で購入可能です。また、18歳以下の子どもたちは先着646名が無料で招待される特典も用意されています。

会場となるJMSアステールプラザ大ホールは、広島市の中心部に位置し、アクセスも良好です。開演の30分前には客席が開場し、観客はゆったりとした気持ちで公演を迎えることができるでしょう。

制作陣と出演者


本作の脚本・作詞は「TOKYOハンバーグ」の大西弘記が手掛け、演出は「青年座」の磯村純が務めます。特に注目してほしいのは、颯太の祖父役をミュージカル界の重鎮・石鍋多加史が演じる点です。彼の存在感が、物語に深みを与え、幅広い世代の観客に感動をもたらすでしょう。

また、物語の美術や音楽など、映像と音楽による表現も魅力の一つです。子どもから大人まで、家族そろって楽しめる作品となることが期待されています。

平和のメッセージ


広島市長の松井一實氏は、このミュージカルが大人から子どもまで楽しめるだけでなく、平和について考える貴重な機会であると述べています。ミュージカルを通して、似島や戦争に関する知識を持つきっかけとなり、「ヒロシマの心」を次世代へつなげていく重要性を訴えかけています。

カール・ユーハイムの人生から学んだエピソードやバウムクーヘンがもたらす象徴的な意味合いは、この作品の中で深く掘り下げられます。お菓子を通じて平和を築くというテーマは、多くの人々に共感を呼び起こすことでしょう。

この感動的な物語を是非、心に留めておいてください。ミュージカル「バウムクーヘンとヒロシマ」が、あなたに新たな感動と平和への思いを届けることでしょう。私たち一人ひとりが、未来のために何を考えるべきか、一緒に考えていきましょう。


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