紀ノ国屋で販売開始！米ぬかふりかけの栄養と魅力

新潟産の米を使用した米ぬかふりかけが、2025年4月から紀ノ国屋の店舗11ヶ所で販売されることが決まりました。このプロジェクトは、栄養士や料理人、農家が協力して進めてきたもので、米ぬかという未活用の食材を使った新商品です。誰でも毎日摂取できるように考えられた米ぬかふりかけは、食事に栄養をプラスする素晴らしいアイテムです。

プロジェクトの始まり

この企画は、上野さんという自然栽培農家から、「子どもが米ぬかふりかけをかけたご飯をおかわりした」とのエピソードからスタートしました。米ぬかを捨てるのはもったいないという想いが、商品開発のきっかけになったのです。米ぬかを丁寧に炒ることで、甘みと香ばしさが引き出され、無農薬の安心感もあります。

様々な食材のコラボレーション

さらに、梅干しを作る森島さんの提案で、天日干しにされた赤紫蘇の利用法を模索しました。こうした見落とされがちな栄養豊富な食品を、より多くの人に気軽に楽しんでもらえるように、3年以上の歳月をかけて開発したのがこの米ぬかふりかけです。

米ぬかの栄養価

米ぬかは、米全体の栄養の約80%を占めると言われており、多様なビタミンやミネラルが豊富です。食物繊維、鉄分、葉酸、ビタミンB1、ビタミンEなどが含まれており、整腸作用や抗酸化作用も期待でき、美肌効果や腸内環境の改善にも寄与します。また、加熱しても栄養素が失われにくいという特性があり、現代人に不足しがちな栄養素を補うアイテムとして最適です。

農家の支援と持続可能性

この米ぬかふりかけは、地域の農家を支援する意味も持っています。価格がつかずに処分されていた米ぬかを価値ある商品にすることで、農家の収入源を確保し、食料自給率向上や後継者不足の問題解決にも寄与します。農薬を使わずに育てる農家の努力を支えることは、消費者にも大きな意味があります。

受け取る思い

この美味しい米ぬかふりかけが多くの人に届き、日常生活に取り入れられることを願っています。紀ノ国屋店舗の中でも特に、青山や三鷹、吉祥寺などの地域に愛される商品として発展していくことでしょう。

新潟食材研究所「ティオペペ」

この商品は、新潟食材研究所「ティオペペ」によって製造されます。ティオペペは、地域密着で新潟県の自然栽培や無農薬野菜を使用した料理を提供する場所から発展し、コロナ禍を経て新たな挑戦として食品製造業に移行しました。地域の農家や漁師、食材の仲買人との絆を大切にし、「食」を通じて多くの人の笑顔を生み出すことを目指しています。