男性の肌印象を向上させるスキンケアの重要性
株式会社ファイントゥデイの川上怜子研究員は、最近行われた第21回日本感性工学会春季大会で、男性の肌印象の改善についての研究成果を発表し、見事に優秀発表賞を受賞しました。本研究のテーマは「肌のうるおいが印象を変える」というもので、男性の肌性状データに基づく対人印象の分析が行われました。
研究の背景
男性化粧品の需要が高まる中、男性の肌から受ける印象の改善は、化粧品が担うべき重要な役割とされています。これまでの研究でも、肌の色ムラやテクスチャーが印象に与える影響が報告されてきました。しかし、多くの場合、肌の状態改善には継続的なケアが求められ、結果を短期的に実感しにくいという問題がありました。加えて、男性のメイクアップ習慣が十分に浸透していないことも、化粧品を使った印象改善の妨げとなっています。
そこで川上研究員は、スキンケアによって即時的な変化が期待できる指標として「角層水分量」に注目し、この要素と対人印象の関連性を調査しました。
実験内容
実験①:男性の肌性状の調査
まず、健康な日本人男性107名(20代〜50代)を対象とし、顔の肌の明るさ、色味、角層水分量、角層の状態を測定しました。結果、肌の明るさは年齢とともに低下傾向にあり、加齢と共に肌が暗くなることが明らかになりました。興味深いことに、角層の水分量には年齢差がなく、各年代に水分量の多少が見られました。また、肌の表面状態を示す角層の多重度も年代差はなく、水分量が多いほど角層の状態が良好であることが示されました。これらの結果から、肌の明るさだけではなく、対人印象においては角層水分量が重要な要素と考えられます。
実験②:肌画像の印象評価
次に、肌性状調査で得られた肌画像とデータを使って、対人印象の評価を行いました。同じ肌の測色値で、異なる角層水分量を持つ被験者の画像をペアとして選定し、印象評価を実施しました。結果、角層水分量が高い肌は「若々しい」と評価される傾向があり、ポジティブな印象を与えることが示されました。
このように角層水分量が高い肌は、透明感やツヤを持ち、対人印象においても重要な要素となると結論付けられました。
今後の展望
ファイントゥデイは「世界中の誰もが美しい人生を送れるようにする」という目標を掲げています。今後もメンズデザインブランド「uno(ウーノ)」を通じて、男性のスキンケア習慣を支援する革新的な製品の開発を進め、これらの研究成果を基にスキンケアが持つ即時的な価値を可視化していく予定です。
この研究は、男性が自分の肌をケアし、さらに自信を持てるよう手助けをするものであり、今後の展開に大いに期待が寄せられます。