ASTRA FOOD PLAN、IMPACT STARTUP SUMMIT 2025で三冠達成
2025年10月14日、東京都中央区で開催されたIMPACT STARTUP SUMMIT 2025にて、サステナブルな社会を目指すフードテックスタートアップ、ASTRA FOOD PLAN株式会社が「インパクトスタートアップピッチ大賞」を受賞しました。この受賞に加え、オーディエンス投票による「オーディエンス賞」、さらには賛同企業が選定した「野村賞」も獲得し、見事な三冠を達成しました。
ASTRA FOOD PLANの独自技術
ASTRA FOOD PLANは、随所に見られるフードロス問題に着目し、独自の乾燥技術を用いて食品の価値を最大限に引き出す事業を展開しています。今回のピッチ大会では、代表取締役の加納千裕が登壇し、同社の「かくれフードロス」問題に対するアプローチが高く評価されました。この取り組みは、ASTRA FOOD PLANが掲げる「社会課題解決」と「持続可能な成長」の両立を体現しています。
IMPACT STARTUP SUMMITの概要
IMPACT STARTUP SUMMIT 2025では、アーリーフェーズのインパクトスタートアップが10社登壇し、それぞれが社会課題の解決に向けたビジョンや事業モデルを発表しました。ISAの賛同企業は審査員として参加し、さまざまな賞が贈呈されています。大賞の他にも、デロイト トーマツ リスクアドバイザリー賞や東海東京証券賞など、合計10のアワードが設けられています。
加納千裕社長のコメント
受賞に際し、加納社長は「今回のピッチに参加した皆様の事業も素晴らしく、同じ志を持つ仲間が多くいることを実感しました。私たちのフードロス問題への取り組みは、ASTRA FOOD PLANだけでは完結しません。多くの企業との連携を通じて、美味しく消費される新しいサプライチェーンを構築することが必要です」というコメントを寄せました。
ASTRA FOOD PLANの取り組み
ASTRA FOOD PLANは、10秒で食品を乾燥・殺菌する『過熱蒸煎機』を開発しています。この装置は高い生産効率と低コストを実現し、これまで有効活用できなかった野菜類の端材や規格外品を付加価値の高い食品パウダーへとアップサイクルします。これにより、食品ざんさによる廃棄物問題の解決を目指します。
環境づくりを目指すASTRA FOOD PLAN
ASTRA FOOD PLANは、持続可能な食のサーキュラーエコノミーの実現を目指しており、2024年からはISAの正会員としても活動を行っています。継続的に成長するスタートアップ環境を築くために、政財官との協働のもとでポジティブインパクトを生み出すお手伝いをしています。
未来への期待
同社は、今回の受賞を大きな励みとし、今後も邁進していく意欲を示しています。「私たちの活動を支援してくださる皆様に感謝しつつ、持続可能な社会の実現に向けてさらに努力を続けます」と加納社長は語っています。
今後のASTRA FOOD PLANの活躍に、ぜひご注目ください。