伝統の味と新たな魅力が融合『御城之口餅』受賞記念パッケージ登場

奈良の伝統的お菓子『御城之口餅』が注目を浴びる理由

大和郡山に本店を構える老舗和菓子店、本家菊屋が「豊臣秀長ゆかりの地お土産ものアイデアコンテスト」で準グランプリを受賞しました。その理由は、2026年放送予定のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟！」に合わせた特別パッケージデザインにあります。

特別パッケージデザインの魅力

新しく発表された『御城之口餅』のパッケージは、豊臣秀長の居城である郡山城の天守閣をシンボルに、人々の目をひきつけます。パッケージデザインは、金雲風を用いた絵画技法で施され、郡山城とその城下町を見事に表現しています。さらに『御城之口餅』は、その名の通り、地域に根ざした商品であることが強調されており、訪れる人々にこの地の文化を感じさせる一品です。

受賞の背景

本コンテストは、奈良県が主催し、「豊臣」と「奈良」をテーマにした新たなお土産やサービスのアイデアを募集。地域の魅力を全国に発信することを目的としています。今回の受賞は、大和郡山の名産品としての地位を確立する大きな一歩となりました。

伝説の和菓子『御城之口餅』の歴史

『御城之口餅』は、豊臣秀吉の弟である豊臣秀長が愛したとされ、400年以上の歴史を有します。異なる材料を駆使して、昔ながらの製法で丁寧に作られる一品は、今も変わらぬ手法で私たちにその味を届けています。地元で収穫される最高品質の小豆と、近江産のもち米を使用し、その上には香ばしいきな粉がまぶされています。特に、きな粉は厳選された青大豆から作られており、風味を損なわないため細心の注意を払っています。

購入方法と価格

現在、特別パッケージは各店舗で販売されており、価格は1本800円（税込）です。購入できるのは、奈良県大和郡山市の本家菊屋本店や奈良店、橿原店など多岐にわたります。どの店舗でも新たにデザインされたパッケージが手に入れられますので、奈良観光の際にはぜひ立ち寄りたいところです。

昔ながらの風味を大切に

新しいパッケージが登場した『御城之口餅』ですが、その中に込められた思いは変わりません。大和の人々に愛され続けてきた味を大切にしながら、訪れる人々に新たな魅力を感じてもらえるよう取り組んでいます。今後も観光業者や地域の施設との連携、SNSを通じた発信を強化し、奈良・大和郡山の魅力を広め続けていくことでしょう。これからも目が離せない『御城之口餅』の成長に期待が高まります。