白鶴酒造がファームストンを子会社化しワイン市場を強化へ

白鶴酒造がファームストンを完全子会社化

2025年9月22日、兵庫県に本社を置く白鶴酒造株式会社が、東京都大田区に本社を持つファームストン株式会社の全株式を取得し、同社を完全子会社とすることが発表されました。この動きは、酒類の輸入・販売事業をさらに強化し、オーストラリアワインの市場拡大を目指す戦略の一環です。

ファームストン株式会社の概要

ファームストン株式会社は、1987年に設立された日本初のオーストラリアワイン専門の輸入商社です。現地のワイナリーと直接取引を行うことで、品質の高いワインを供給することに特化しています。ラインナップには、テーブルワインからプレミアムワインまで、さまざまな選択肢が揃っています。

さらに、ファームストンは日本最大級のワインコンテスト「ジャパンワインチャレンジ」で、過去6回にわたり「最優秀輸入者賞」を受賞しており、その専門性と信頼性が高く評価されています。

白鶴酒造の展望

白鶴酒造は、ファームストンの持つ専門的な知識と品質を、全国規模の販売網と組み合わせることで、オーストラリアワインのさらなる普及を目指します。新たな顧客層の獲得や、ワイン文化の普及に向けた取り組みが期待されます。今後の展開には注目が集まります。

株式取得後、引き続きファームストンの経営は代表取締役社長の石田博巳が担当し、安定した運営が図られることになります。

まとめ

今回の完全子会社化により、白鶴酒造は新しい挑戦をスタートさせます。オーストラリアワイン市場における強力なポジションを築くために、さらなる努力が期待される中、両社の今後の成長に目が離せません。特にワインファンにとっては、これからの新しい商品やコラボレーションに期待が高まります。ワインの魅力を幅広く伝えるために、白鶴酒造はどのような施策を展開していくのか、今後のニュースも楽しみです。