気候変動対策だけではない！フェアトレードの重要性を考える1か月

フェアトレードと気候変動の啓発キャンペーンについて

5月は、日本全国で「ミリオンアクションキャンペーン2025」が開催されます。このキャンペーンは、認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンが主催し、気候変動とフェアトレードの重要性を広めることを目的としています。今年で5年目を迎え、初めての取り組みとして、全国で300万のアクションを目指しています。

このキャンペーンでは、企業や団体、学校などが参加し、日常的なフェアトレード商品の購入やSNSへの投稿、イベント参加を通じて、1アクションごとに1円が途上国へ寄付されます。これにより、気候変動対策としても重要な役割を果たすことが期待されています。

フェアトレードでの重要性

フェアトレードとは、公平で公正な貿易のこと。生産者が安定した価格で商品を販売し、持続可能な産業として運営することを支援します。最近では、気候変動が農作物に与える影響が深刻化し、特にコーヒーやカカオ、バナナ、オレンジなどの品目が危機に直面しています。そのため、フェアトレードの重要性が改めて問われています。

気候変動の影響で、2024年にはカカオ豆の価格が高騰し、その結果、私たちの日常にも影響が及んでいます。そこで、私たちができる最も身近なアクションの一つが、フェアトレード商品を選ぶことです。これにより、持続可能な農業や環境保全に貢献できます。

キャンペーンのキャッチコピー

「アラリーまえを、ありがとう」というキャッチコピーには、日常にある当たり前の食材への感謝の意を示しています。これらの産品を未来に残していくためには、私たちの行動が必要です。

5月1日から始まるこのキャンペーンでは、企業や市民団体が一体となって、フェアトレードを推進するイベントが行われ、幅広い参加が期待されています。また、開催を通じて集められた寄付金は、開発途上国の気候変動対策に活用され、来年11月には特別な企画展も企画されています。

参加方法と協賛企業

「ミリオンアクションキャンペーン」の参加方法は、フェアトレード商品の購入、SNSへの投稿、フェアトレード関連イベントへの参加など。興味ある方は、特設サイトをチェックしてみてください。

また、すでに多くの企業や団体が協賛しており、広がるフェアトレードの輪が生産者の力を支えることに繋がります。イオンやアストラゼネカ、大日本印刷など、様々な業界が参加しています。