感謝の手紙コンテスト
2025-12-16 12:04:32

小学生たちの感謝の心が詰まった手紙コンテスト受賞作品発表

ありがとうが生んだ心温まる手紙たち



2025年、ファミリーマートが主催する「ありがとうの手紙コンテスト」が盛況の中で行われました。このコンテストは、小学生を対象にしたもので、特に心温まる感謝の気持ちを表現することを目的としています。今年は全国229校から3,580通の応募があり、56作品が優秀作として選出されました。

このコンテストは、単なる感謝の表現に留まらず、社会に目を向けるきっかけにもなっています。特に2025年は、食材の価格高騰や、先日閉幕した大阪・関西万博に携わった人々への感謝をテーマにした作品が目立ちました。審査員長には著名なジャーナリストの池上彰氏が就任し、厳正な審査により受賞作品が決定しました。

受賞作品の中でも特に注目された「ミミズさんへ」



その中でも特に文部科学大臣賞に輝いたのが、伊豆の国市立韮山南小学校2年生の金井菜穂さんによる作品「ミミズさんへ」です。金井さんはこの作品を通じて、小さな命への感謝を表現し、それがどのように地球環境に影響を与えるかを考察しました。

手紙の中で、金井さんはミミズが植物を育てる土の質を改善し、野菜の栄養源となること、そして生ゴミを肥料に変える役割についても触れています。さらには、ミミズの生命が他の生物の命に繋がっていることも伝え、感謝の気持ちを深めています。「ミミズさん、私たちと一緒に生きてくれてありがとう」と結びつけたそのメッセージは、私たちがどのように生きるべきかを考えさせてくれます。

この作品は、単なる感謝の念を超え、家族や周囲の人たちと共に具体的な行動に繋げる努力をしていることが強く印象づけられました。彼女は、自身の家庭でも野菜づくりに挑戦することを決意し、その情報を家族と共有したことを手紙に書いています。

自然と人間の関係を考えさせる内容



金井さんの手紙は、ただの小学生の作品とは思えないほど深い内容を持っています。彼女は「人が人のためだけに資源を使ったり、ゴミを出し続けたら、ミミズさんが生きられない世界になるかもしれない」と警告し、それがどれほど重大な問題かを訴えています。このような視点を持つ若い世代が育つことは、私たちが未来に向けて進む道の大きな希望となります。

池上彰氏の審査コメント



審査員長を務めた池上彰氏は、コンテストが17年目を迎える中で、多くの子供たちが日常生活の中で感じる感謝の心を手紙の中に表すことができたことに感動したと語っています。また、米問題や猛暑といった社会問題が作品に影響を与え、子供たちがその中からさまざまなことに気づき、考える姿勢を持っていることが明らかになりました。

これからの感謝の手紙コンテスト



受賞作品については、ファミリーマートの公式サイトにて見ることができます。受賞者たちを祝う表彰式は2026年1月より順次行われる予定で、受賞者には表彰状と副賞が授与されます。

「ありがとうの手紙コンテスト」は、単なるコンテストにとどまらず、子供たちの成長を見守る愛情の証でもあるのです。感謝の心を育んでいくこの取り組みが、未来へと繋がる架け橋となればと願っています。


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