パンの廃棄問題に立ち向かうrebakeがSDGsアワードを受賞
合同会社クアッガが運営する通販プラットフォーム「rebake」は、パンの廃棄ロスを削減する取り組みが評価され、2024年12月20日に墨田区から「すみだSDGsアワード」を受賞しました。このアワードは、墨田区でのSDGs宣言を行った事業者の中から特に優れた活動を表彰するもので、rebakeはその功績を認められた形となります。
受賞の背景
rebakeは2022年に墨田区に事務所を移し、地元のパン屋さんが売れ残りそうな「ロスパン」を全国の食べ物好きに届ける通信販売を開始しました。これにより、多くのパンが廃棄されることなく、需要のある家庭の元へと届けられています。2022年7月には墨田区と共にSDGsの推進を目指す「墨田区SDGs宣言」を行い、地域社会と連携しながら食品ロス削減に努めてきました。
途中、ロスパンのマルシェを開催することで、地域の人々と楽しみながら食の循環を育む活動に意欲的に取り組んでいます。その結果として、2023年度には累計800トンの食品ロスを削減した実績を上げています。2030年までにさらに100トンの削減を目指す目標を掲げています。
SDGsアワードの意義
「すみだSDGsアワード」は、墨田区でのSDGs活動を促進し、優れた取組を地域のモデルケースとして紹介することを目的としています。審査基準には、実際に効果を上げていることや地域の食材の活用などが考慮されています。rebakeはこの基準を満たし、受賞者9者の中の一つとして表彰されました。
受賞者には、持続可能な開発を推進するための支援が行われ、より多くの事業者と連携してSDGsの目標達成を目指しています。
今後の活動
rebakeは今後も墨田区を拠点にして、全国のパン屋とパン好きの皆さんをつなぐプラットフォームとして成長を続けます。食品ロス削減に向けた活動を充実させ、持続可能な社会を築くための重要な役割を果たしていく所存です。また、2025年2月20日には受賞者による取組発表や交流が行われる授賞式イベントも予定されています。このような機会を通じて、他の事業者とのネットワークを広げ、さらなる活動の幅を広げていくことを目指しています。
参加方法
すみだ未来都市共創フォーラム内で実施される表彰式は、どなたでも参加可能となっています。特に、地域のSDGs活動に興味がある人々にとって、新たな知識を得る絶好の機会です。興味ある方はぜひ出かけてみてください。
rebakeの公式サイトでは、さまざまなパン購入や食材を通じてのフードロス削減への参加方法が案内されています。私たちの生活にやさしい選択肢を取り入れつつ、環境にも優しい社会を共に目指しましょう。
会社概要
合同会社クアッガは、契約パン屋から廃棄ロスしたパンを救い出すべく活動をしている会社です。グルテンフリーの定期便や食に関するコンサルティングも手がけており、持続可能な食文化の確立を目指した様々な活動を展開しています。
- - 会社名: 合同会社クアッガ
- - 所在地: 東京都墨田区八広1-2-10
- - 設立: 2018年8月
- - 公式URL: rebake公式サイト