映画館で楽しむ英国ロイヤル・バレエ『シンデレラ』の魅力とは？

英国ロイヤル・バレエ『シンデレラ』映画館で楽しむ！

2024年2月21日（金）より映画館で公開される、ロイヤル・バレエの名作『シンデレラ』。この舞台作品は、1954年に初演されて以来、数多くのバレエ団に上演されてきました。英国ロイヤル・バレエの創始者、フレデリック・アシュトンによって振り付けられ、20世紀のバレエの歴史において欠かせない作品となっています。

映画館では、迫力のある音響と大スクリーンで、英国ロイヤル・オペラ・ハウスでの本物の舞台を楽しむことができ、特に日本のファンにとっては貴重な体験です。本作品では、シンデレラ役の金子扶生をはじめとする日本人ダンサーたちが活躍していますが、特に道化役を演じる五十嵐大地の存在感が際立ちます。

日本人ダンサーの活躍に注目

五十嵐大地は、実力派ソリストとして道化役を務め、観客を楽しませる華麗な跳躍を見せます。彼は以前にも同じ役を演じた経験があり、今作では自分の色に染め込むことができたと語っています。インタビューでは、彼の役作りや心境、そして舞台でのテクニックを語ってくれました。彼は、技術だけでなくストーリーの伝達が重要であり、観客を楽しませる役割に重きを置いていると明かします。

五十嵐は、「回転やジャンプは大好きで楽しめるが、道化としての表現力も大切だ」と語り、パフォーマンスの中で観客の心をつかむ工夫をし続けています。特に映像作品として上映される映画では、表情やキャラクターの感情が強調されるため、一つ一つの動作に思いを込めて演じています。

シンデレラの物語の魅力

シンデレラは、魔法と運命に彩られた物語です。母を亡くしたシンデレラは、義理の姉妹たちと共に生活し、苦しい日々を送っています。しかし、心優しいシンデレラは、老女が実は仙女だったことを知り、舞踏会で王子との出会いを果たします。鮮やかな衣裳や美しい音楽が物語を彩り、観客を夢の世界へと誘います。

舞台はもちろん、映像としてもその魅力は変わりません。映画館では、シンデレラの美しいドレスや幻想的な舞踏会の情景を一緒に体感できるのです。観客は、シンデレラの成長や愛の物語を通じて、希望や夢に満ちたひとときを過ごすことができます。

舞台裏からのメッセージ

五十嵐は「今の自分が映る映画館での上映をとても嬉しく思いますが、地元新潟でも上映してほしい」と思いを伝えています。故郷でも彼のパフォーマンスを見たいという強い願いは、多くのファンに共鳴することでしょう。

『シンデレラ』は、2024年12月10日までの1週間限定での上映となり、すでに期待が高まっています。日本の皆さんには、この素晴らしい舞台を体験していただき、五十嵐の魅力を存分に楽しんでもらえることを願っています。みなさんもぜひ、映画館で『シンデレラ』をお楽しみください。