セイコーグループ、女性活躍推進で3つ星認定を獲得
セイコーグループ株式会社は、2025年8月に厚生労働省の「えるぼし認定」において最高位の3つ星を受け取ることが決まりました。この認定は女性が活躍できる職場環境を整える企業を評価する制度で、採用、継続就業、労働時間、管理職比率、多様なキャリアコースの5つの基準を満たした企業に与えられます。セイコーグループは、特に女性が働きやすい環境作りに注力しており、様々な取り組みを通じてこの認定を手に入れました。
働きがいと多様な人材の活躍
企業としての目指すべき方向性は、「働きがいの実現と多様な人材の活躍」であり、これは現在の中期経営計画「SMILE145」にも明記されています。人材戦略は次の3つのテーマで構成されています:人材育成、ダイバーシティ・エクイティ & インクルージョン(DE&I)、組織風土・文化の構築です。これにより、社員がより働きやすい環境を実現し、イノベーションを促進することを目指しています。
特にDE&Iに関連する女性活躍の取り組みは長期的に進められており、2013年からは各種制度の導入を着実に行い、全社員を対象にした教育プログラムも推進しています。このプロセスを経て、今回の3つ星認定を獲得したのです。
具体的な取り組み
セイコーグループの女性活躍推進に関する主な取り組みは以下のとおりです。
1. Seiko Woman Academy
女性リーダーを育成するためのプログラムで、社内外のロールモデルとの対話やリーダーシップ開発を通じて、個々のリーダー像を形成し、キャリアアップをサポートしています。
2. 女性管理職比率の向上
2027年までに女性管理職比率を20%に引き上げるという目標が設定されており、積極的な登用を推進しています。
3. 柔軟な働き方の推進
在宅勤務制度や短時間勤務制度を整備し、育児や介護と仕事の両立を支援しています。これにより、家庭と仕事の両方を大切にできる環境作りを進めています。
4. 男性育休取得の促進
2022年度から、自身の出産に伴う育児休業を最大4週間、有給で取得できる制度を導入しました。職場全体で育児休業を取得しやすい雰囲気をつくることにも注力しています。
今後の展望
セイコーグループは、今後も社員が自身の力を最大限に発揮できる環境を整えていく所存です。イノベーションの創出や持続可能な成長を目指し、さらなる取り組みを続けていく予定です。公式サイトでは人材戦略についての詳細も掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。
セイコーグループの人材戦略についてはこちら。
このように、セイコーグループは単なる企業としての役割にとどまらず、社員一人ひとりが生き生きと働ける環境を整えるために邁進しています。今後の活動からも目が離せません。