デイブレイクの冷凍寿司がアメリカへ!
デイブレイク株式会社は、2025年6月から米国のミツワマーケットプレイスで冷凍寿司の販売を開始することを発表しました。これは、日本から輸出された冷凍寿司が米国の小売店で常に提供される初めてのケースであり、特に注目されるニュースです。
製品開発の舞台裏
デイブレイクは冷凍寿司の輸出に向け、長年にわたって多くの挑戦をしてきました。米国市場では、冷凍食品を解凍する際に衛生管理が特に重要で、店舗のバックヤードで冷蔵解凍を行う必要があります。これを実現するために、米の種類や酢飯のレシピに至るまで徹底した研究がなされました。結果として、冷蔵解凍後もネタの新鮮さを保持し、シャリの食感や風味を保つレシピが完成しました。この開発には約1年がかかりましたが、ようやく商品化が実現しました。
コールドチェーンの重要性
冷凍寿司の品質を維持しながら販売するためには、冷蔵保存のためのコールドチェーンの構築が不可欠でした。デイブレイクは、保冷と断熱資材の独自の研究を行い、約3ヶ月の海上輸送を可能にすることに成功しました。この取り組みにより、高品質な冷凍寿司をミツワマーケットプレイスに届けることができたのです。
現地販売と未来の展望
ミツワマーケットプレイスでは、10の店舗でデイブレイクの冷凍寿司が冷蔵解凍され、チルド商品として販売される予定です。これは、食品ロスを削減し、寿司職人が不在の店舗でも本格的な寿司が楽しめる環境を提供します。それによって、より多くの消費者に日本の食文化に親しんでもらえることが期待されています。
また、今後ミツワマーケットプレイスでの展開を拡大し、米国の他の小売店や飲食店に冷凍寿司の卸販売も計画しており、日本の食文化を世界中に広めるための活動を続けていく計画があります。
ミツワコーポレーションのコメント
ミツワマーケットプレイスの運営を行うミツワコーポレーションは、デイブレイクの冷凍寿司販売について次のようにコメントしています。販売される商品は、これまでに市販されていた冷凍寿司とは異なり、冷蔵解凍をしてもシャリが白くならないという点が非常に革新的です。この点は、スタッフが不足している店舗にとって重要で、省力化されたオペレーションを求めるニーズに応えています。今後、東海岸エリアへの展開も目指してミツワとデイブレイクは協力を続けていく考えです。
特殊冷凍機「アートロックフリーザー」とは
デイブレイクが開発した「アートロックフリーザー」という特殊冷凍機は、急速かつ均一な凍結を実現することで、氷結晶を小さく保ち、食品の風味や食感を保つ役割を果たしています。この技術により、調理済の食品もできたての味わいを再現することが可能になり、約700社以上の食品事業者にも支持されています。
会社概要
デイブレイク株式会社は、2013年に設立され、「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」というミッションのもと、特殊冷凍機の販売や導入支援を行っています。今後も、特殊冷凍のパイオニアとして食品流通の課題を解決していく事業を展開していく考えです。詳細については公式サイトをチェックしてください:
デイブレイク公式サイト。