有機農業の魅力
2025-12-11 10:22:54

日本の農業を支える女性たちが語る、有機栽培の魅力と共生の知恵

有機栽培の魅力と女性農業者の挑戦



2025年11月6日と7日、横浜市新横浜グレイスホテルにて「第24回女性農業者交流会」が開催されました。この催しは、女性生産者と消費者が交流し、有機・オーガニックの魅力を広めるための場として、約45人の参加者が集まりました。このイベントを通じて、自然と共生する農業の重要性が再認識されました。

中垣和子さんの語り



全体会での講演には、山梨県道志村で39年間、クレソンの栽培に挑戦してきた中垣和子さんが登壇。彼女は東京から移住し、未経験ながらも農業に飛び込んだ体験を語りました。「農薬を使用しない農業」への転換期における試行錯誤を、ユーモア交じりに振り返ります。「虫だらけになって最初は大変だったけど、自然が助けてくれることを実感しました」と、クモやトンボが自然に戻る様子を伝えました。

中垣さんはフランス大使館のシェフを驚かせたエピソードや、どんなに辛い日々でも「寝る前にニコッとする」という健康法も披露し、参加者からの感嘆が響きました。

有機クレソンとバナナのマリアージュ



交流会では、中垣さんが育てた有機クレソンを使った「クレソンのバナナマヨあえ」が提供され、参加者はその味わいを楽しみました。このレシピは、中垣さんが子供のために作り上げたもの。「苦味がマイルドで美味しい」「家でも作ってみたい」と多くの参加者が口々に感想を述べました。

各地域の魅力を発見



2日目は地域ごとに分かれての交流が行われ、参加者の「顔の見える関係」を深めました。埼玉では産地クイズ大会が盛り上がり、茨城と栃木では新商品の開発に向けたグループワークが行われました。千葉では直営農場でのサツマイモ掘り、神奈川ではスイーツビュッフェが行われ、各地の特産を楽しむ時間が提供されました。

福島ではハンドマッサージ講習が行われ、静岡では親子で参加できる交流が和やかな雰囲気を生み出しました。各地域の特徴を活かしたアクティビティが、参加者同士の絆を強めました。

女性の力と農業の未来



会の締めくくりにあたる中で、パルシステム生産者・消費者協議会の小川保代表幹事は、集まった女性農業者たちの力を称賛。「これほど多くの女性農業者が集まる光景は貴重です。彼女たちは地域のパワーそのものであり、持続可能な農業にとってかけがえのない存在です」と力強くまとめました。

この交流会を通じて、私たちが自然とともに生活し、支え合いながら持続可能な食をつくるためには、まだまだ多くの挑戦があることを実感しました。これからも生産者と消費者が理解し合い、お互いに協力していくことが求められています。女性たちの力で、より良い未来を築いていくことが期待されます。


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