発酵の力で持続可能な社会を実現する企業、ファーメンステーションのB Corp認証更新

持続可能な未来を目指すファーメンステーションの挑戦

千葉県船橋市に本社を置く株式会社ファーメンステーションは、発酵技術を駆使し未利用資源を循環させる社会の構築を目指すスタートアップです。最近、同社は国際的な企業認証制度「B Corp」の再認証を121.5点という高得点で投票し、この瞬間、持続可能な未来への道筋を更に強固なものとしています。

B Corp認証とは何か？

「B Corporation」は、企業が社会課題に対する責任を果たし、且つ持続可能な経営を行うための新たな基準として、2006年にアメリカで誕生しました。環境への配慮、ステークホルダーとの関係性、経営の透明性など、様々な側面から評価されるこの認証制度は世界102カ国以上に広がっています。日本国内でも、2025年には60社以上の企業が認証を取得する見通しです。このB Corp認証は、企業が持つ社会的インパクトを測る指標ともなりえます。

計り知れない成長の証

ファーメンステーションは初回認証時に82.2点というスコアを記録しましたが、今回の更新においては121.5点を達成しました。この得点の向上は、同社が持続的に環境負荷を低減し、事業の社会性を追求してきた結果を如実に示しています。再認証において特に評価されたポイントは以下の通りです：

- 未利用資源の活用を基にした発酵プロセスの低環境負荷
- 他社の環境インパクトを低減させるビジネスモデルの確立
- 社会的インパクトを全社で追求し、透明性をもって公表している姿勢

未来を見据えた新たな挑戦

ファーメンステーションの掲げる「Fermenting a Renewable Society（発酵の力で循環する社会を）」というパーパスには、食品廃棄物を機能性原料にアップサイクルすることで、フードロス削減に寄与するという目標があります。企業は毎年、事業活動の社会的影響を振り返り、改善点をフィードバックに活用する「インパクトレポート」を発行しており、2024年版では新たなインパクトモデルを策定し、自己評価と共に、より明確に社会的影響を可視化しています。