お茶に新たな命を吹き込む「ZEN TEA BREW」
日本の文化に欠かせない存在のお茶。しかし、その魅力が薄れ、日常生活において「水の代替」として位置づけられがちです。そこで、「ZEN TEA BREW」はお茶に300年ぶりの大改革を試みます。昨年4月1日、私たちは「April Dream」の一環としてこのプロジェクトを発表しました。
お茶の歴史は295年周期のイノベーション
日本におけるお茶の歴史は、常にイノベーションを経てきたことを知っていますか? 1200年に栄西禅師が中国から茶を日本に持ち込み、約300年後の1500年には千利休が茶の湯という文化を確立しました。さらに1738年には永谷宗円が青製煎茶製法を発明し、現代の緑茶の基礎を築いたのです。今、私たちの時代において、お茶は再び変革の時を迎えています。
私自身、静岡で生まれ育つ中で、お茶に特別な関心を持たなかったものの、海外での生活を経てその魅力に目覚めました。アメリカでの経験を通じて、海外での日本のお茶の存在感の薄さを実感し、茶農家としての道を選びました。しかし、ただ「伝統を守る」ことに疑問を抱き、次の世代へとつなげるべき新たなアプローチが必要だと感じました。
お茶×お酒の新たな可能性
私たちの新ビジョンは「お茶×お酒」です。アメリカではティーアルコール市場が急成長していますが、日本からこの潮流に挑むプレイヤーは少ないのが現状です。お酒が人を結びつける力を持つことを考えると、これをお茶の世界にも持ち込むことができれば、お茶の文化を再生革新できます。
お茶には本来、人をつなぎ、コミュニケーションを生む力があったのです。そこで、お酒にお茶の成分を抽出させることで、これまでにはない独自の飲み物に変貌させることを目指します。科学的にも、アルコールと茶葉の相性は非常に良く、有効成分の抽出効率が上がることが知られています。
DIYカクテルキットで都会の自宅にお茶の文化を
「ZEN TEA BREW」では、アメリカの伝統的なカクテルスタイルを模したDIYカクテルキットを提供します。このキットは、お茶とは思えない新しい飲み方を楽しむことができるのです。たとえば、栄養素豊富な緑茶と柚子、そして和山椒を組み合わせた「闘茶師の一撃 柚子緑茶ハイボール」は、ジンやトニックウォーターと配合すると、香り高く、味わい深いカクテルに仕上がります。
世界中のテーブルを、お茶で囲む未来を築く
私たちの最終目標は、世界中のテーブルで日本茶が主役となる風景を作ることです。まずはアメリカ市場からスタートし、最後には地球のどこにでも、日本の茶文化が広まり、人々が集まる場所を再生したいと考えています。
「一杯どう?」という一言が、お酒だけでなくお茶でも響くような世界を目指す。それが私たちの夢であり、その第一歩を今年踏み出す決意です。「ZEN TEA BREW」はお茶の新たな魅力を引き出し、あなたの生活に彩りを添えます。