養殖業の未来を切り開く!プロジェクト・ファイナンスの重要性と法的背景
近年、世界中で水産物の需要が高まる中、日本の漁業生産量は減少しています。そのため、持続可能な方法で水産物を供給する手段として「養殖漁業」が注目されています。しかしながら、養殖事業の拡大には莫大な資金が必要であり、資金調達の課題が存在します。そこで、9月29日(月)に開催されるセミナーでは、養殖漁業に特化したプロジェクト・ファイナンスの可能性と法的実務について学ぶことができます。
このセミナーはJPI(日本計画研究所)が主催し、講師には西村あさひ法律事務所からニューヨーク州の弁護士、松本直己氏が招聘されています。彼は養殖漁業における大規模融資の実現に向けたプロジェクト・ファイナンスの仕組みを、具体的な事例を交えて詳しく解説してくれるでしょう。
養殖漁業の現状と課題
日本は資源が限られているため、漁業の持続可能性が重要視されています。しかし、養殖事業への資金調達はまだ進んでいないのが現状です。これに対し、プロジェクト・ファイナンスの手法を用いることで、外部投資者を取り込んだ資金調達が可能になると期待されています。
プロジェクト・ファイナンスとは、特定のプロジェクトに対してその収益性に基づいて銀行などからの融資が行われる仕組みです。この方法を活用することで、従来の融資方法よりも資金を集めやすく、リスクの分散も図れる利点があります。
セミナーの内容
セミナーでは、以下の内容が扱われます。
1. プロジェクト・ファイナンスの基本
- 定義や特徴はもちろん、ノンリコース型やリミテッドリコース型、全資産担保の原則などについても説明があります。
2. 養殖事業の特徴
- 養殖事業の概要や収益構造、各種リスク(操業リスク、市場リスク、原材料リスクなど)について詳しく議論されます。
3. 養殖事業に対するプロジェクト・ファイナンスの適用
- 資金調達の必要性やポイント、担保設定の方法など、実践的な内容が盛り込まれます。
4. 質疑応答
- 講師との質疑応答を通じて疑問や不明点を解消する時間があります。
5. ネットワーキング
- 他の参加者や講師との名刺交換を通じて、人的ネットワークを広げる機会も設けられています。
受講方法と料金
受講は会場参加、ライブ配信、アーカイブ配信の3つから選択可能です。料金は1名37,320円(税込)ですが、社内での複数名お申し込みの場合は割引があります。また、地方公共団体に所属する場合はお得な料金設定があります。
このセミナーは、養殖漁業に関心のある方々、特に資金調達やプロジェクト実行に携わる方にとって非常に有益な機会です。業界の最前線で活躍する専門家から直接学ぶことができるこの機会をお見逃しなく。
今後の日本の養殖業を支える一助として、ご参加をお待ちしております。詳細やお申し込みは
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