横浜の沖縄芝居
2025-09-29 14:41:09

横浜で復活!沖縄芝居が織り成す感動の舞台が12月に開催

沖縄芝居の復活!横浜で愛された文化を再び



沖縄の大衆演劇、沖縄芝居が再び脚光を浴びる時がやってきました。2025年12月7日(日)の午後2時から、横浜市鶴見公会堂で「復活!横浜の沖縄芝居」と題された特別公演が開催されます。このイベントは、戦後80年を迎える時期に、横浜に根付いた沖縄文化を再確認し、地域の人々にとっての心の拠り所であった沖縄芝居を再上演することを目的としています。

今回の公演には、国立劇場おきなわの芸術監督である金城真次氏が中心となり、沖縄から第一線の舞踊家や演奏家が集結。また、鶴見在住の名嘉ヨシ子や野原千鶴といった横浜ゆかりの演者たちも出演し、地元のコミュニティにも密着した内容となっています。これまで観る機会が少なかった沖縄芝居を体験し、さらには横浜に根付いた琉球の芸能にも触れられる貴重な機会です。

沖縄芝居とは


沖縄芝居は、琉球王国時代に宮廷で発展した古典音楽や舞踊が、庶民の娯楽として形を変えたものです。明治時代の王国解体後、これまでの芸能を支えていた人々が民衆向けにアプローチし、琉球文化の一環として「雑踊」や大衆演劇の形態を持つ「沖縄芝居」が生まれました。その中でも、特に「歌劇」と呼ばれる演目には、セリフ、演技、歌、舞踊が一体となった魅力的な演出がなされています。

今回の公演で上演されるのは、「泊阿嘉(とぅまいあーかー)」という人気の歌劇です。この作品は、阿嘉の樽金と泊村の思鶴が主な登場人物で、一目惚れから始まるロマンティックな物語が描かれています。

「泊阿嘉」のあらすじ


物語は、樽金という青年が思鶴という女性に恋をするところから始まります。樽金は、思鶴の家の近くまで通い続け、二人は遂に結ばれます。しかし、樽金は遠くの地で仕事をすることになり、二人は離れ離れになってしまいます。このつらさに耐えられなくなった思鶴は、病にかかってしまうと言った切ないストーリー展開が観客の感情を揺さぶります。

公演の詳細


この素晴らしい公演は、12月7日(日)の14:00からスタートします。会場は、横浜市鶴見公会堂で、チケットは全席指定で4,000円。現在、これらのチケットが発売中であり、電話またはWEBから申し込むことが可能です。連絡先は050-3092-0051で、カンフェティによる平日10:00から17:00まで受付しています。

主催は公益財団法人横浜市芸術文化振興財団で、文化庁からの助成を受けています。沖縄芝居が持つ特有の魅力や、故郷を感じさせる力を再確認できるこの公演、ぜひ多くの方々に足を運んでいただきたいと思います。横浜で再び味わう沖縄の文化、貴重な体験となることでしょう。


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