シャトージュンが銀賞を受賞!その魅力とは
日本のワイン業界に嬉しいニュースが舞い込んできました。株式会社ジュンが運営する直営ワイナリー、シャトージュンが、世界的な権威を誇る「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード2025」において、赤ワイン「ROUGE2023」で銀賞を受賞しました。
このコンテストは、イギリスに拠点を置くワイン専門誌「Decanter」が主催するもので、International Wine Challengeと並ぶ、世界最大の国際ワインコンテストとして知られています。今回の受賞は、シャトージュンにとって喜ばしいことに止まらず、7月に行われたインターナショナルワインチャレンジ2025にて奨励賞を受賞したことに続く、W受賞となったのです。
新たな日本のワインの象徴
「ROUGE2023」は、特に注目すべきワインです。このワインは、日本固有の品種「富士の夢」、メルロを交配したもので、DWWAにおいてもエントリーが初めてとなる品種です。このような背景から、「ROUGE2023」は、日本ワインの新たなスタンダードを示す存在となるでしょう。受賞を通じて、日本ワインの国際的な認知度を高め、その魅力を広める良い機会となっています。
飲みごろの赤ワインの味わい
「ROUGE2023」の特徴を詳しく見てみましょう。まず香りは、杉のような木の香りに加えて、豊潤な夏のベリー、チェリーの皮、さらにプラムとスパイシーな印象が重なり、エレガントなテイストを感じさせます。口当たりはクリーミーで、なめらかなタンニンが絶妙に調和し、フルボディの印象ながらも飲みやすい一品です。
豊かな色調と糖度の高さは山ぶどうから、滑らかなタンニンとドライフルーツのニュアンスはメルロから得ていると考えられます。今の時点で飲むのも良いのですが、3年から5年熟成させることで、さらに深い味わいに進化する可能性があります。
このワインは、赤身のローストビーフや鴨肉、さらにはジンギスカンなどの料理との相性が抜群です。肉料理と共に、心ゆくまでその味わいを楽しむことができます。
シャトージュンの歴史と今
シャトージュンは1979年に創業し、今や山梨県甲州市勝沼町に位置する日本を代表するワイナリーに成長しました。自社の畑で栽培された葡萄を使い、多くの入賞歴を誇る芳醇なワインを製造しています。また、看板ワインの“甲州”は、2019年のG20大阪サミットでの首脳夕食会において白ワインの代表として振る舞われ、その名声を高めています。
私たちが楽しむ日本のワインが、世界で評価される瞬間を目の当たりにできたことは本当に嬉しいことです。シャトージュンの新しい挑戦や魅力を、ぜひお楽しみください。