9bicの成長を感じる感動のAnniversary Live ~iDREAM~を振り返る

9bicの素晴らしき成長を贈る『Anniversary Live ~iDREAM~』

8月10日、夢の舞台である豊洲PITにおいて、メンズアイドルグループ9bicが『9bic Anniversary Live ~iDREAM~』を開催しました。この特別な公演は、彼らの新体制における努力と進化の集大成であり、ファンへの感謝と愛を込めたパフォーマンスが展開されました。

公演のテーマとオープニング

今回のライブは「アイドル×DREAM」というテーマで構成されており、アイドルとしての夢と、寝ている時の夢を織り交ぜたメッセージが込められています。オープニング映像が流れると、照明が明るく照らされ、6人のメンバーが「iDREAM」の衣装で登場。力強いダンスとサビのハーモニーで、瞬時に会場の雰囲気を一新させました。

各曲が描く9bicの魅力

続いて披露された「Aaliyah」では、メンバーが客席に向けて一言ずつ呼びかけ、盛り上がりを見せます。「9bic melody」ではそれぞれの個性を大切にした愛らしい自己紹介が繰り広げられます。さらに、椚三波斗が「中辛エクスタシー」で会場を煽り、西山海斗のダンスが観客を魅了。ライブの進行に伴い、セットリストはこの1年での9bicの成長を物語っていました。

直近のリリース曲「とれたてロマンティック」は、その完成度が際立ち、彼らの努力の結実を感じることができました。ステージ上での歌声とダンスには、過去の課題を一つ一つ乗り越えてきたことがしっかりと表現されていました。

家族感あふれるドラマと演出

ライブ中には、9bicのメンバーの日常を描いたドラマパートも挿入され、ファミリー感満載の「どたばたファミリー」へと流れ込みます。オーバーオールを着こなした彼らが、まるで家族のように和気あいあいとしたパフォーマンスを展開します。

さらに、椚の作詞作曲による楽曲「ヒコウキグモ」では、エネルギーに満ちたロックポップサウンドが響き渡り、彼らの愛らしさを際立たせました。生の声とともに流れるシャボン玉、その中で響く歌声は力強く、感動的でした。

クール&セクシーのパート

立て続けに進行されるライブは、可愛さや爽やかさからクール&セクシーな展開へと移行。この転換は「creature」で現れ、魅惑的な雰囲気が場内を包みます。メンバーたちの鋭い視線は、観客の心を掴んで離さないものでした。また、黒澤胤也と矢野旺士朗はアクロバットを披露し、他のメンバーもダンスブレイクで刺激的な瞬間を生み出します。

アニバーサリーソングと感動のクライマックス

この日のパフォーマンスでは、4周年のアニバーサリーソング「君と僕、繋ぐ景色」が特別アレンジで披露され、黒澤のピアノと和泉颯人のギターが響きます。一人一人が歌詞に込めた思いを大切にし、観客に響かせていきました。

最後の楽曲「YELL!」では、彼らが積み重ねてきた歴史が描かれ、全員の声が集結してパワフルなメッセージを発信しました。アンコールでは、メンバーが客席を回りながらファンと直接触れ合い、「99%」で歌う姿には安堵と喜びが滲み出ていました。

地方に関係なく、メンバー全員が「僕はいつだってアイドルだ」と歌う姿は、これまでの努力を物語るものでした。彼らのアイドルとしての存在感は、観客の心に強く残ることでしょう。