滋賀の伝統食品体験
2025-12-11 17:46:28

滋賀の伝統を学ぶ!近江ゆるぎかぶらぬか漬づくりを体験

伝統を手がける若き手たち



2025年12月11日、滋賀県彦根市に本社を構える近江食品株式会社が、滋賀県立愛知高等養護学校の生徒たちとともに伝統的な食品「近江ゆるぎかぶらぬか漬」の製造体験を行いました。この活動は、地域の食文化を未来に伝えると同時に、実践的なキャリア教育を提供することを目的としています。

蕪巻きと糠漬けという手作業の魅力



「近江ゆるぎかぶらぬか漬」は、地元で長年愛されている発酵食品で、その特徴は手間をかけた丁寧な製造過程にあります。今回、生徒たちはまずは「蕪巻き」から始まりました。色とりどりの新鮮な蕪を手に、愛情を込めて巻いていく姿は、まさに地域の伝統を受け継ぐ次世代の担い手そのものです。

続いて、生徒たちはぬか床に蕪を仕込む「糠漬け工程」にチャレンジ。食品づくりの基本を学ぶだけでなく、発酵についての理解も深まりました。この体験を通じて、食材がどのように変化し、風味が増していくのかを実感することができる貴重な時間となったことでしょう。

完成品のお楽しみは来年に



仕込みを終えた蕪は、近江食品が責任を持って管理し、熟成を進めることになります。完成した「近江ゆるぎかぶらぬか漬」は年明けに生徒たちに贈られる予定です。自分たちの手で作ったものが、時間をかけて素晴らしい食品に育っていく術を学ぶことができ、毎年好評を博しています。

教育と地域をつなぐ意義



この取り組みは、滋賀県立愛知高等養護学校において、地域との協働を重視した教育の一環です。生徒たちは地元産業や伝統文化を学び、食品づくりを通じた実践的な職業体験を得ることができます。また、チームで協力して作業を進めることで、コミュニケーション能力や協調性の向上にも寄与しています。

近江食品株式会社の理念



近江食品は、地域に根ざした企業として、未来を担う若い世代に学びの場を提供する責任を感じています。今回の活動は、その一環として地域社会との絆を深め、滋賀の食文化を継承していくための大切なプロジェクトです。今後も教育機関との連携を深め、地域の発展と人材育成に貢献していく姿勢を崩さず、さらなる取り組みを続けていくことでしょう。

結び



生徒たちの体験は、地域の食文化を未来へとつなぐ礎となります。彼らが手がけた「近江ゆるぎかぶらぬか漬」は、単なる食品ではなく、地域の歴史や文化、そして新しい世代の思いを載せた貴重な逸品なのです。


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