Kenvueが実施した「21日間セルフケアチャレンジ」
世界的なヘルスケア企業Kenvue(ケンビュー)は、社員が自らの健康について考え、日々のセルフケアを習慣化することを目的とした「21日間セルフケアチャレンジ」を実施しました。この取り組みは、オーラルケアやスキンケア、ボディケア、禁煙補助剤といったKenvueの主要な4つのブランドを通して、社員一人ひとりが自分自身を労わる大切さを学ぶために構築されています。
セルフケアの重要性
セルフケアとは、自分の健康とウェルビーイングを保つための行動を指します。具体的には、オーラルケア、スキンケア、ボディケア、禁煙などが含まれます。Kenvueはこのチャレンジを通じて、社員が毎日少しずつでも自身に向き合い、自分をケアする時間を持つことの重要性を伝えたいと考えています。
背景と目的
2025年にKenvueが全世界で実施した日常的なケアに関する調査によると、日本では簡単で手間のかからないルーティンケアが好まれる傾向にあることが分かりました。この背景には、仕事、家庭、育児、趣味などで忙しい日々を送る中で、自分時間が確保しづらいという現実が存在します。多くの人が「もっと自分を大切にしたい」と思っているものの、時間や手間に制約され最小限のケアで済ませてしまっているのです。Kenvueはこの状況を打破すべく、毎日のケアを促進する取り組みを始めました。
チャレンジの概要
「21日間セルフケアチャレンジ」は、参加者が自身のケアに取り組む3つのステップで進められました。参加者全員が参加するチャットグループも設立され、互いに励まし合いながらケアに取り組む環境が整えられました。
アンケート結果から見る成果
チャレンジの実施後、参加者のセルフケアにかける時間は平均で約1.3倍増加し、普段の行動に変化が現れました。特に、20分以上のケアを実施した人は約40%から約60%に増え、逆に5分以下のケアに留まる人は29%から10%に減少しました。驚くべきことに、1分以下のケアを行う人はゼロになりました。これは、チャレンジが効果的だったことを示しています。
また、セルフケアの注力度合いを5段階で評価したところ、オーラルケア、スキンケア、ボディケア、禁煙の各カテゴリーで注力度が上昇しました。特にボディケアとオーラルケアでは、注力度がそれぞれ88%と96%と高まり、日常的なケアの重要性が強調されました。
ほぼ全ての参加者がセルフケアの意識が向上したと感じており、今後もこの取り組みを続けたいと回答しました。さらに、日々のセルフケアがウェルビーイングに寄与するとの意見も多数寄せられ、97%の参加者が仕事のパフォーマンスに好影響を及ぼしたと回答しています。
参加者の今後の展望
チャレンジを経て、今後の取り組みとしては、自分のケアにかける時間を増やしたいと希望する人が33%、効果的なケア方法を調べたいという人が35%に上りました。この結果は、参加者が自身の健康意識を高め、次のステップへ進む意欲があることを示しています。
一方で、73%がケアを続けることが難しいと感じており、理由として面倒で後回しになってしまうこと(34%)や、忙しくて時間がない(21%)、モチベーションが続かない(12%)という声が挙がりました。多忙な生活の中で自己ケアに時間を割けない現実が浮き彫りとなっています。
組織の支援と今後の展開
社員の日常的なケアを促進するためのこうした会社主導の取り組みがあることが、習慣化に効果的であるとほぼ全員が認識しており、Kenvueの製品への理解と愛着も増えていると感じているとのことでした。参加者同士がケアのコツや製品体験を共有することで、モチベーションが維持されることもわかり、仲間とのコミュニケーションが習慣化に寄与していることが確認されました。
Kenvueの今後の取り組み
今回のチャレンジは、Kenvueの代表的な製品、マウスウォッシュ「リステリン®」、スキンケアブランド「ドクターシーラボ®」、そして禁煙補助剤「ニコレット®」を通じて実施されました。参加者からは「毎日のセルフケアが生活の充実度を高める」との声もあり、Kenvueは引き続き社員の体験から得た知見を活用し、より多くの人々の健康とウェルビーイング向上に貢献するための商品提供に努めていきます。