音楽朗読劇「三毛猫ホームズ」
2025-01-24 23:09:50

「三毛猫ホームズ」音楽朗読劇が初登場、岡宮来夢と水江建太が贈るバディの物語

音楽朗読劇「三毛猫ホームズ」の魅力を探る



2025年1月24日(金)、大阪のCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて、赤川次郎の人気ミステリー小説「三毛猫ホームズ」シリーズを基にした音楽朗読劇が初めて上演されました。これまでに様々なメディアで展開されてきた本作が、新たな形で観客の前に登場したことに、多くのファンが期待を寄せていました。

この物語の中心には、鬼のような女性の嫌いな刑事・片山義太郎と、彼の飼い猫・ホームズがいます。片山役を務めたのは、ミュージカル「刀剣乱舞」での活躍でも知られる岡宮来夢。彼の歌声やセリフには、観る人の心を温める思いやりが感じられ、刑事としての一面に深い感情が宿っていました。

一方、猫のホームズを演じたのは、水江建太。彼もまたミュージカル「刀剣乱舞」の「山姥切長義」役などでの実績がある俳優で、獲物に迫る鋭さと同時に猫特有の自由さを見事に表現していました。二人のしっかりとした役作りにより、ストーリーが一層引き立てられました。

物語の舞台設定と事件


音楽朗読劇のメインとなるストーリーは、原作小説の中でも人気のある1983年に発表された「三毛猫ホームズの騎士道」です。この作品は、ドイツの古城を舞台に展開するサスペンスフルなミステリーで、2025年の公演に先立ち、観客の心を掴むためのシンプルながらも魅力的な舞台美術と演出が練りこまれています。

物語は、永江一族の次男・英哉が、妻・智美に頼まれて新居を購入するところから始まります。この新築の古城で静かに始まる不気味なハミングは、やがて智美が“鉄の処女”の前に立った時に訪れる衝撃的な事件へと導いていくのです。キャストたちが臨場感満載に描くオープニングシーンはまさに圧巻でした。

上演スタイルとキャストの魅力


「音楽朗読劇」という形式で公演される本作では、ピアノとギターの生演奏が舞台を彩ります。演者たちは台本を持ちながらも、舞台上を自在に動き回り、照明や演出によって様々な空間を作り出します。この動きによって、観客は物語にさらに没入することができます。

物語が進むにつれて、片山とホームズがドイツの古城に招かれ、事件に巻き込まれていく様子が描かれます。ホモソーシャルな雰囲気の中、様々なキャラクターたちと交錯する片山とホームズの関係が織り成す絆が、観客に感動を与えました。

豊かな音楽と表現


今回の音楽朗読劇の特徴的なおもしろさは、ホームズの歌声が観客によっては聞こえるものの、片山には「ニャア」としか聞こえないという設定です。これによって、二人のバディとしての関係性が一層際立っていました。また、サブタイトルにも隠されたトリックがあり、観客は何度も目を凝らし、耳を澄ませることになります。

公演の情報


「三毛猫ホームズ」の音楽朗読劇は、2025年1月28日(火)から東京のヒューリックホール東京でも上演されるとのこと。興味を持たれた方は、ぜひ公式HPから詳細を確認し、未だ観ぬ感動に触れてみてください。

この音楽朗読劇は、ただのミステリーではなく、心温まるバディの物語としても楽しめる作品です。観客の心に響く素晴らしい公演で、名作の新たな魅力を発見してください。


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