最新の『VOGUE JAPAN』がアートをテーマに魅せる特集とリニューアル内容
世界中で評価されるファッション誌『VOGUE』の日本版『VOGUE JAPAN』の2026年1月号が、12月1日に発売されます。今号はこれまでの形式から革新的な変更が加えられ、誌面デザインが一新されています。
左開きへの変更とバイリンガル仕様
これまでの右開きから左開きへの変更は、読者に新しい体験を提供することを目的としており、横書きのレイアウトとともに、目次には日本語と英語を組み合わせたバイリンガル仕様が採用されています。新たにデザインを手がけたクリエイティブ・ディレクターのリナ・クツソヴスカヤは、この号によってより大胆な方向性を目指すと述べており、特に日本文化への深い理解とアプローチを強調しています。
アートとともに—特集内容
今月号のテーマは「アートとともに(Art of the New)」。カバーストーリーでは、宮古島にある現代アーティスト・森万里子のアトリエ「ユプティラ」でのファッションシュートが展開されます。このシュートでは、白珊瑚からインスパイアを受けた直線のない背景が印象的で、ワントーンのスタイルを身にまとったトップモデル、クロエ・オーが織りなすアートな世界観が楽しめます。
また、東京のストリートでもアートのように魅力的なファッションを撮影した特集や、村上隆がルイ・ヴィトンの「カプシーヌ」をアートとして再解釈したコレクションの紹介も見逃せません。加えて、自然と建築が共鳴する新しいアートスポットの紹介ページもあり、アートにまつわる多様な楽しみ方が提案されています。
ファッション特集とビューティーアワード
特に注目したいのは、ファッション特集です。『VOGUE BUSINESS』と『VOGUE RUNWAY』のディレクター、ニコール・フェルプスによる2026年春夏コレクションのレポートや、ドリス・ヴァン・ノッテンの後継者であるジュリアン・クロスナーのインタビューなど、必見の内容が盛りだくさんです。それに加え、毎年恒例となっている「ヴォーグ・ビューティー・アワード」2025を別冊でお届けし、優れたコスメを厳選した特集も展開されます。
新たな取り組み「THE ONES TO WATCH 2025」
さらに、注目すべき特集の一つが「THE ONES TO WATCH 2025」です。2005年以来の人気企画をジェンダーフリーに展開し、カルチャー界や社会に影響を与えているPINGPONGのメンバーやSnow Manのメンバー、俳優の北川景子、佐野勇斗、横浜流星らをフィーチャーしています。これらのアイコンに対するインタビューと共に特別なビジュアルが掲載され、今の時代に生きる彼らの魅力が紹介されます。
美の追求—骨格に宿る美の精神
ビューティーセクションでは「PERFECT POISE」と題し、骨格の美に焦点を当てています。外見だけでなく、全身を支える骨格に向き合うことで真の美しさを育む方法として、正しい姿勢や呼吸法、美脚のつくり方まで紹介され、日常に取り入れやすいメソッドが提案されています。