飲み水や食品の安全を守るPFAS検査が全国で開始される
近年、我々の健康や環境に影響を与えるとして注目を集めている有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」。この物質は撥水・撥油性に優れ、多くの産業で利用されてきましたが、自然環境の中ではほとんど分解されず、人間や動物の体内に長期間残留することが問題視されています。そんな中、私たちの飲み水や食品がPFASで汚染されている可能性があるという懸念が広まり、自主的な検査のニーズが高まっています。
PFASとは?
PFASは「永遠の化学物質」とも呼ばれ、半導体製造や防水加工品、食品の包装資材などで用いられています。一方、人体への影響が心配される中、最近では食品や水質に含まれるPFASを検査する取り組みが進められています。これに対して、全国的に対応した新たなPFAS検査サービスがスタートすることが発表されました。
検査内容と料金
この新しいPFAS検査では、飲料水や河川水、さらには畜水産物や血液など、さまざまな検体を対象にした検査が行われます。具体的な検査項目は以下の通りです:
- PFOS、PFOA 2項目セット:28,600円(税込)
- PFOS、PFOA、PFHxS、PFNA 4項目セット:41,800円(税込)
- - 畜水産物検査(牛乳、卵、魚、肉、生鮮野菜など)
- PFOS、PFOA 2項目セット:44,000円(税込)
- PFOS、PFOA、PFHxS、PFNA 4項目セット:60,500円(税込)
- PFOS、PFOA 2項目セット:33,000円(税込)
- PFOS、PFOA、PFHxS、PFNA 4項目セット:44,000円(税込)
これらの検査は、消費者が安全を確認するための手段として非常に重要です。
2025NEW環境展への出展
さらに、2025年5月28日から30日にかけて東京ビッグサイトで開催される「2025NEW環境展」に出展する予定です。弊社ブースでは、PFAS検査を含む様々な検査サービスを詳しくご紹介し、直接相談を受け付ける良い機会となります。感染症対策も徹底しながら、皆様のご来場をお待ちしております。
企業について
私たち株式会社食環境衛生研究所は、食品の生産から販売まで、包括的にサポートする専門家集団として活動しています。1998年に設立以来、食品衛生検査や畜産総合検査、各種受託試験などを手掛け、信頼されるサービスの提供を目指しています。私たちは、PFASを巡る社会の関心の高まりに応じて、引き続き環境、食品、健康の各分野における課題に真剣に取り組んでいきます。