伝統美とスローフードの新しい形、御料理茅乃舎がリニューアルオープン

御料理茅乃舎がリニューアルオープン

福岡県糟屋郡久山町に位置する「御料理茅乃舎」は、20年に一度の茅葺屋根の葺き替えが行われ、2025年6月19日（木）にリニューアルグランドオープンします。この店は、自然との調和を大切にし、スローフードを掲げるレストランです。

新しい茅葺屋根の魅力

約半年かけて行われた茅葺屋根の葺き替えは、職人の手によって丁寧に行われました。西日本最大級の規模を誇る茅葺屋根は、金色に輝く稲穂のような美しさを持っています。この屋根は、地元の伝統技術と未来を繋ぐものであり、訪れる人々を温かく迎え入れます。特に、開業当初に施工を担当した棟梁、三苫義久氏の手によるもので、80トンもの茅が使用されています。

食文化の継承

御料理茅乃舎は、スローフード運動とも深い関わりがあります。旬の食材を活かす料理を提供し、単なる食事を超えた体験としてのコースを用意しています。ここでは、素材の味を引き出すために、技術と感性が融合した料理が楽しめます。

新たに生まれ変わった店舗では、コース料理がすべて予約制で提供されます。特に、芽（めぶき）コース7品が7,000円（税込）から楽しめ、蕾（つぼみ）、花（はな）、実（みのり）といった様々なコースがあります。各コースでは日本の四季を感じることができる料理が登場し、目でも楽しめる工夫が施されています。

限定メニューとイベント

リニューアルオープンに合わせて期間限定のアフタヌーンティーが登場します。和と洋を融合させた特別メニューで、良質な素材を使用し、料理人が丁寧に仕上げる一皿一皿が楽しめるこのアフタヌーンティーは、8,800円（税込）で提供されます。

さらに、毎月限定で行われる朝食会も注目です。地元の新鮮な野菜と土鍋ごはんを中心とした「茅乃舎御膳」を大切な方と一緒に楽しむ素敵なひとときが過ごせます。毎月2日限りで開催され、参加者は最大11組で予約が必要です。