新たな障害者雇用
2025-12-22 10:30:33

障害者雇用の新たな選択肢、オーガファームが認定事業者に

障害者雇用の新たな選択肢、オーガファームが認定事業者に



株式会社オーガファーム(本社:茨城県つくば市)が、一般社団法人日本障害者雇用促進事業者協会による「障害者雇用支援サービス適格事業者認定制度」において認定事業者に選出されました。2025年8月18日付けで、わずか9社の中の一つとして、この名誉ある認定を受けることになりました。この制度は、厚生労働省のガイドラインに基づき設けられたもので、厳しい基準をクリアした事業者にのみ付与されます。

なぜ「適格事業者」認定が重要なのか?


近年、障害者雇用の法定雇用率が上昇する中で、障害者雇用支援サービスの需要が高まっています。しかし、その一方で、実態を伴わない雇用代行や法令順守への懸念があるサービスも散見され、企業の担当者はどの事業者を選べば良いか困惑する状況も見受けられます。このような課題を解決するために創設されたのがこの認定制度です。

この制度は書類審査にとどまらず、雇用の質の確保や法令遵守、情報の透明性といった面から厳格な審査を取り入れています。オーガファームが初の9社に選ばれたことは、当社のサービスが求められる適正を満たし、企業が安心してパートナーシップを組むことができる優良な事業者であることを証明しています。

認定の意義:新しい選択肢の提供


多くの企業が直面する課題の一つは、法定雇用率の達成や業務の切り出しです。従来の自社での雇用か、代行サービスへの頼り方という二者択一から脱却し、経営にプラスとなる新たな選択肢を提供することが求められています。オーガファームは、ベーグル専門店や食品OEM工場を通じて、社会との接点を持つ雇用の場を創出しています。

私たちのモデルは、支援費に依存せず、収益から適正な給与を支払うというものです。これにより、福祉とビジネスの両立が可能となり、多くの企業にとって負担ではなく戦力として機能します。

オーガファームの取り組み


1. 経済合理性の追求


オーガファームは、スタッフの平均賃金が全国平均を大きく上回ることを実現しています。就労継続支援A型事業所スコアでは175点(全国平均は約130点)を記録し、高い生産性を維持しています。

2. 地域社会とのつながり


私たちの働く場は、多くのお客様が訪れる店舗や工場です。社会との接点を持ちながら、スタッフはやりがいや誇りを感じています。この地域社会とつながる体験は、高い定着率にもつながります。

3. 共同支援の輪


「Euphoria 有限責任事業組合」に参加し、複数の企業が連携して資金や技術を持ち寄ることで、安定した雇用環境の構築を目指しています。これにより、障害者雇用を新たなビジネスモデルとして実現しています。

代表の意気込み


代表取締役の榊原慎吾氏は、「障害者雇用は企業の義務やコストに留まるものではなく、新たな事業価値の創造につながる」との考えを示しています。また、「新しい雇用のスタンダードを共に築いていこう」と企業の連携を呼びかけています。

未来への展望


今後、オーガファームは現場で培ったノウハウを多くの企業と共有し、障害者雇用の課題解決に努めていく考えです。「数合わせの雇用代行」から脱却し、企業と共に事業を創出し、その利益を還元するビジネスモデルを推進していきます。それにより、障害者スタッフの賃金を向上させ、全ての企業と障害者が対等に向き合える社会の実現を目指します。

株式会社オーガファームについて


オーガファームは、「誰もが輝ける社会を創る」というミッションのもと、就労継続支援A型事業所の運営や食品製造・販売、清掃事業を展開しています。企業間連携を通じた新しい雇用形態を提案し、障害者雇用のモデルケースとなるよう奮闘しています。


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