日本のロックポスターの魅力に迫る
2025年2月19日(水)から2月23日(日)の5日間、目黒区美術館区民ギャラリーにて「井出靖が収集した日本のロックポスター展 -1969年から1986年まで-」が開催されます。この独特な展覧会では、1970年代に盛り上がった日本のロックの波を象徴する約400点のポスターが展示される予定です。
ロックとクラブカルチャーが融合した時代
展覧会では、1960年代後半から1980年代半ばまでのシンガーやバンド、ロックやパンク、フォーク、ソウル、ブルース等の様々な音楽シーンに焦点を当てています。約300平米のスペースを活用し、珠玉のコレクションを観覧者に提供。定期的に開催されていた「The Beach Gallery」から新たな展覧会の舞台に移り、進化を続けています。
特別図録の販売も
また、会期中に公式図録「JAPANESE MUSIC POSTER SCRAP -ROCK-」も販売されるます。これは井出靖の新刊で、442点の日本のロックポスターを撮り下ろした非常に充実した内容。全415ページのフルカラーであり、音楽ファンにはたまらない一冊です。さらに、高橋盾氏からの寄稿もあり、この資料が日本が誇るべき文化の一部であることが強調されています。
入場料とチケット情報
展覧会の入場料は1,000円で、電子チケットが用意されています。特別に図録がついた入場チケットは5,400円で、図録は会場で受け取ることができます。全体的には、アートやデザインといった観点からだけでなく、日本の音楽シーンの重要な歴史を振り返る講義的な意義もあるとも言えるでしょう。一般書店での図録の販売は予定されておらず、予約サイトからのアクセスが必要です。
展示物の一部を紹介
展示されるポスターの中には、RCサクセションやザ・ルースターズ、アナーキー、はっぴいえんどなど、昭和のロックシーンを賑やかにしたアーティストたちの名作があります。特に目を引くのは、1980年の久保講堂コンサートポスターや、人気バンドのプロモーション用ポスターです。
ご来場をお待ちしております
ロックの黄金時代を心に刻む貴重なポスター展。日本の音楽文化に興味のある方にとって、この機会は見逃せません。皆さまの訪問を心よりお待ちしています!