KKBOXとMusic Story提携
2025-09-11 13:00:04

KKBOXがMusic Storyと提携し日本語メタデータの品質向上を目指す

KKBOXがMusic Storyと手を組んで日本語メタデータの強化を図る



音楽ストリーミングサービス「KKBOX」は、この度、フランスの音楽メタデータ企業Music Storyと提携し、日本語メタデータの強化に向けた取り組みを始めることを発表しました。KKBOXを運営するKKCompany Japanは、この提携を通じて、日本市場における音楽の発見体験を一新していく狙いがあります。

提携の目的


新たに始まるこの提携では、日本語メタデータの品質向上が主要な課題として挙げられています。具体的には、以下の点が強化されます。

1. 表記の統一と拡充
メタデータにおけるアーティスト名や楽曲名の異なる表記を整理し、ふりがなや別名の正規化を進めます。これにより、検索ヒット率と結果の精度を向上させることが期待されます。

2. インデキシングの最適化
アーティスト、アルバム、トラック間の関連付けを強化し、クレジット情報の整備も図ります。これによって、カタログの可視性と回遊性が向上し、ユーザーが求める音楽をよりスムーズに見つけられるようになります。

3. 検索関連性の向上
日本語特有の語順や同義語、異表記への対応をさらに進めることで、ユーザーが意図した検索結果を的確に提供します。

4. ローカライゼーションの深化
日本の文化的文脈を考慮した分類やナビゲーション設計を行うことで、ローカル市場でのエンゲージメントを高め、より多くのユーザーに親しみを持ってもらえる仕組みを整えます。

業界からの反響


Music StoryのCEO、ジャン=リュック・ビオレは、「ユーザーエンゲージメントを向上させるためには、ローカライゼーションとデータ構造が不可欠である」とコメントし、KKBOXの取り組みに期待を示しています。また、KKBOXのマーケティングマネージャー、芹澤裕基も「良質なメタデータの基盤があってこそ、ユーザーの音楽体験が向上する」と語り、今回の提携に対する意義を強調しました。

今後の展望


KKBOXは、この提携を通じて日本語対応の検索・推薦機能を段階的に強化する考えです。メタデータの改善は、アーティストやレーベルの露出を広げ、新しい音楽との出会いを創出する一助となるでしょう。ユーザーにとっては、より豊かで充実した音楽体験が提供されることになるはずです。

Music Storyの紹介


Music Storyは、高度なメタデータ処理と編集を行い、差別化された音楽体験を創出する企業で、13言語にわたる編集ネットワークを展開しています。日本でのビジネス開発は、エージェンシーPRTLの福山大志氏がリードしています。KKBOXユーザーにとって、これからの音楽発見体験がどのように変化していくのか、目が離せません。

KKBOXについて


KKBOXは、アジアを代表する音楽サブスクリプションサービスであり、1,200万人以上のユーザーを抱えています。1億曲を超える楽曲や、ポッドキャスト配信など独自の機能を提供し、音楽を楽しむための新しい形を提示しています。


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