新しい音楽家支援事業「GOA＋」が東京芸術劇場からスタート！

若手音楽家支援「GOA＋」が始動

東京芸術劇場が新たに開始した「GOA＋」は、若い管打楽器奏者たちの成長を支援する新しい取り組みです。このプログラムは、東京都の音楽文化を盛り上げるために、東京芸術劇場のアカデミープログラム「GOA」を基盤にしています。

「GOA」からの進化

「GOA（芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインド）」は、過去10年以上にわたって80名以上の若手管打楽器奏者を育成してきました。今までの蓄積を活かし、「GOA＋」では在籍者や卒業生を対象に、音楽を通じた新しい可能性を広げるためのアーティスト・バンクが設立されました。

このプログラムは、コンサートやワークショップの企画者に向けて、音楽家の派遣依頼を受け付けるだけでなく、若手奏者自身が様々な場で演奏する機会を得ることを目指しています。また、音楽家たちのセルフプロデュース力を育むための支援も行っています。

地元の音楽文化を育てる

「GOA＋」は、地域の音楽イベントやプログラムのニーズに応える形で、さまざまな音楽家を派遣します。例えば、クラシック音楽を中心としたコンサートやワークショップ、二重奏や金管五重奏、サクソフォン四重奏といった室内楽の編成など、柔軟に対応していきます。

これによって、音楽家たちはより多くの聴衆の前で演奏する機会を得られると同時に、地域の音楽文化にも貢献することができます。

依頼演奏の流れ

音楽プログラムの依頼は、事務局へのメール連絡からスタートします。その後、内容に応じた演奏者や編成の提案、開催に向けた調整が行われ、プログラム当日は出演者へのフォローが行われます。これにより、利用者が安心して音楽プログラムを企画できる環境が整います。

芸劇の理念

東京芸術劇場は、「芸術文化の創造発信」「人材育成」「賑わい創出」「国際文化交流」といった多角的な視点で音楽文化の発展に寄与し続けています。この度の「GOA＋」も、その一環として位置づけられています。

活動を通じて若手音楽家たちを支えることで、彼らが社会に貢献できる人材として成長することを目指しています。また、クラシック音楽の多様性を広げるための新しい架け橋になることも期待されています。